行動力 - 続き | 人は話さずにはいられない「トークケア」

人は話さずにはいられない「トークケア」

栗原未来主宰 日本発の思いやりを形にした”トークケア”。
より多くの方に楽しんでご利用頂けるよう、
スタッフやサービス、その他皆様のライフスタイルに
有効なご案内をしております。

前回、行動できない原因の一つに、
結果についての「怖れ」 が有るとお伝えしました。

その「怖れ」は、人から見たあきらかな
失敗だけでなく、「自分の期待と違う結果」
も含んでいるでしょう。

そしてもうひとつ、「理由」  があると思います。
それが本当に自分の心からしたいことなのか、です。

あるお笑い芸人さんのお話しです。

子供の頃から人を喜ばせることが好きだった
男の子が、「お笑い芸人」を目指しました。

今はお笑い芸人の登竜門となる番組が
いくつもあります。

そこでいつも次点までしかいかず、
後輩に先を越され悔しい思い をしていました。

いつの間にか40歳に届くか届かないかの
微妙な年齢になりました。

その時の彼の目標は「この賞を取る」ことに
すっかりすり替えられていました。

彼の本当の夢は人を「喜ばせること」
だったはずだったのに・・・

そのせいかここ数年、コンテストのエントリーが
終わったころから胃が痛かったり、
下痢になったり、尋常ではない腰痛や頭痛に
悩まされるようになりました。

ある年、とうとうエントリーはしたものの、
当日会場に行きませんでした。

出場日の前日、夢  を見たそうです。

それは今は亡き祖父母を前に自分が
心から楽しんで皆を笑わせていた幼い頃の夢でした。

彼は泣きながら 目を覚ましたそうです。

そう、彼が目指すべきことの「理由」が
そこにあることを思い出したのです

彼はその後故郷に戻り、
地元のボランティア団体に所属し、
介護施設を回り始めました。

そしてその活動が地元紙に取り上げられ、
現在NPOを立ち上げる準備をしているそうです。

何か新しい一歩を踏み出そうとする「理由」があり、
「怖れ」を克服した人が「行動」を起こせるのですね。

だからあなたの周りでもし、
そういった人を見かけたら
たとえ無謀なチャレンジであっても
温かい目でエールを送れると良いですね。

人は誰でも失敗から学ぶ権利が有り、
それが成功の種となるのではないでしょうか。

私も失敗は本当に多いです。
でもその度に反省もしますが、
選択肢が1つ減って、
より成功に近づくのだと思うようにしています。

成功の種きっと小さくて、いくつか集まると
芽をだし、大きな実がなるのでしょう。

「行動」することで私たちは
小さな成功の種 
 を手にするのですね。

K