人生折り返し地点にも差し掛かった今になって


ようやくひとつ気付いた


自分のこの忌まわしい思考回路は


あの血のせいに違いないと


そんな非科学的な論理は、令和という時代にもはや


化石と言われそうだが、何かそう確信させるものが


あった


忌まわしい家を出て、捨てて、自分なりにここまで


来れたと思っていたが、ただ見て見ぬふり、または


逃げていただけだったか


そして、実は逃げきれないとわかった今、選択肢は


戦う、抗うのみとようやくわかり始めた


見て見ぬふり、逃げの姿勢ゆえに、この忌まわしい血


のおぞましい力に抗えず、ズルズルと自分で自分を


許すことのできない状況を作り続けてきたのだろう


所有欲、怒り、顕示欲


この人間の持つ欲をコントロールできる自分を


作り上げていくことこそが、これから自分で自分を


少しでも納得させる生き方になるだろう


今更だが、諦めれば間違いなく血に呑み込まれる


もう既に膝まで浸かっている、いや首元まで浸かって


いる


あぁ、、心から恐ろしい、、ここまで恐れる事態に


なろうとは


もっと早く気付ければ、、そう思わずにはいられない


今、たった今気付けただけでも良しとしよう


自分が自分に甘いから、自分を律しなくては、


そういう意識だったが、そんな生易しいものでは


なかったのだ


後悔しかないが、諦めるわけにはいかない


諦めたら、失いたくないものもたくさん失うだろう


絶対に手放してはならないもの、、瞬時に脳裏を


よぎるもの、、、あぁ、恐ろしい、、、


この恐怖をいつも心に留め、粛々と超克の境地を


目指す


これこそが今日からの自分の、一生をかける甲斐の


ある命題である