雨混じりの春先の小寒い夜を嫌いじゃないので。
今年の冬は あんまり海に行けなかったなあ
カキンカキンの水中を味わいきってないなあ
あんこう鍋もまた食べ損ねたなあ
なんて・・冬を悔やんでたりするので。
そんな春っていう日に うすら白い人工光に照らされてる桜は
石川さゆりが”津軽海峡冬景色”を唄ってる姿より
もの哀しかった。
立派だったけど。
なんとなく想像できたから見るのをためらったけど観ちゃった。
観て良かったのは
漆黒になれない空の下
毎日がんばってる人たちが
そんな桜の樹を愛でようと沢山集まってきている心でした。
ここにそのままの月の光を届けられたらいいな。