18年間ずっと一緒に暮らしてきた家族。
東京に来て9年になるが、今ほど家族を思う時はない。
家族に異変が起きている。
昨日の日記を書いた後、衝撃の事実を突きつけられた。
ひとつはいいこと。
もうひとつはよくないこと。
いいこと
親父が昇進した。
かれこれ7年待ち続け、ようやく回ってきたポスト。
親父ならきっと良い校長になれると思う。
この時期の異動ということでやや不安な点がないわけではない。
だけど親父はプロだ。尊敬するプロだ。
きっと苦境を乗り越えられるはずだ。
よくないこと
母の病気。
しかも、、、原因がよくわかっていない難病。
ガンとか、心臓疾患とか、そういうことならある程度病気と向き合う覚悟もできてたかもしれない。
しかし、名前を聞いてもさっぱり意味がわからない。
ただ、わかっているのは今年の健康診断で肝臓に引っかかったものがあったってこと。
酒なんて一滴も飲めないのに肝臓とは。
大酒飲みの親父がかかるのであれば少しは合点がいくというのに。
さっき一応調べてみた。
発症すると治療は大変困難だが、発症しなければ食事療法などで、
発症を遅らせることが出来るらしい。
ただ、一度発見されてしまうと「治る」ってことはないらしい。
おふくろ、電話の声に元気がなかった。
当たり前だと思う。意味わかんない病気だから。。。
それにどんな場合であれ、治らない、なんて宣告されたら傷つくよな。
幸か不幸か、一番そばにいてあげられる親父が、待ち続けた親父が、
おふくろの一大事に多忙を極めている。皮肉な巡り合わせ。
今年は短めに帰省する予定だったが、
出来る限り、帰っていられる限り、家族とともに過ごそうと思う。
別にこの夏おふくろが死んでしまうってわけじゃないけど、
そんなこと考えてすらいないけど、
東京で職に就いた今、帰れる時間は短い、そう思った。
発症の危険がある中、いつ両親と会えなくなる時が来るかわからない。
そう考えたら、「短めの帰省」なんて言ってられない。
少しくらい親孝行したい。孝行でなくても不安な時に近くにいてやりたい。
ここまで育ててくれたんだから、そろそろ恩返しでもしてやりたい。
いろいろ考える。
とりあえず、東京での用件がすんだら、急いで実家に帰ろう。