いよいよ来週は診断士2次試験ですね。うー思い出しただけでドキドキするぅ~。
ふくまにあはこの時期けっこうイメトレしてましたね
さて、さっそく今週のおすすめ書籍をご紹介しましょうね。「まともな男になりたい 里中哲彦」です。
まともな男になりたい (ちくま新書)/筑摩書房
- ¥735
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えーと、「まともな」男ってどんな男だ??
ふくまにあの「まともな男」のイメージは、「強くて優しい人」でしょうか
筆者の里中さんは、
まともな男になりたい と言います。
生きる愉しみと悲しみをうまく平衡してみせる、そんな男になりたい。
普通の生活実感に依拠してものごとを理論的かつ情緒的に考えられる、そうした男になりたい。
忘れたい過去や忌まわしい記憶にもめげず、自分を変えていくことに対しては果敢でありつづける、そのような男になりたい。
さらにいえば、
「自分は自分だ」というささやかな自負にたどりつけ、健全な批判精神を持ち、自己抑制の習慣を身につけ、冷たい頭と温かい心を保持し、それでいて決意としての楽天性をもち、人間交際においては情熱と繊細さを忘れない、
そういったまともな男になりたい。
あーなんてこと。まともな男ってけっこう大変じゃん
けど、やっぱりまともな男って素敵。こんな人が近くにいたら。。。
では、「まともな男」になるためには何を身につけたらいいのか。
この本では、まともな男になるためのいくつかの条件を説明してあります。
また、まともでない男のいくつかの特徴も説明してあります。
それは、みっともなさ、教養、平衡感覚、恥を知る、俗物性等々で表現されています。
内容は哲学的な部分もあって少し読みづらいかもしれませんが、ぷぷぷと笑わせてくれるところもあり、
古今東西の「まともな男」系文章引用あり、でかなりの読み応えです。
また、里中さんは、
本書で披露した知識のほとんどは読書によって得られたものである。
読書で得た知識を開陳することは本質的に見苦しいことではないのか。
そんな思いにとらわれては幾度となく立ち止った。
と書いているんですね。
そう、結局この本でふくまにあが一番印象に残った部分は里中さんが引用してくれた田辺聖子の文章になってしまいました。
本で読んで知ってるということは、はずかしいことであって、人にそれを教えるというのはもっとはずかしい。血肉になっていない知識は、知らないのと一緒である。
この文章にはまともな男になるための条件が含まれていますね。
まともな男(女)として生きていきたい人におすすめの一冊です
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