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月末の支払いをギリギリ済ませて
先月の売り上げとにらめっこしながら落ち込んでおりましたところ…
ふらっとお客様が訪ねてこられた。
店内をキョロキョロと見回される。
眼鏡をかけたラフな雰囲気の然り気無いカッコいい男性でした。
するとこれは幾らくらいしますか?と尋ねられたのは非売品の特大花手箱。
(今度結婚する娘に持たせたいんです。)
と一言。
期限があれば新しくお作りしましょうか?と伝えると、またキョロキョロと色々な商品を選んでおられる。
写真を幾つか撮らせてもらっていいですか?私の母と相談するのに見せたいので…
と写真を撮られて帰られた。
後日、お母さんを連れてこられ
お茶を飲まれながら話しをされた。
そのお母さんが嫁にいく娘に小さな花手箱を贈られ、その一連のストーリーに感動された息子さんが、頼みにこられたのだ。
嫁に行く娘に持たせたくてとの言葉
に、カッコいいお父さんだなぁ…と感じました。
やはり色々考えて昔からある花手箱にしますと注文され作らせてもらいました。
母から娘に、そして息子から娘にと…受け継がれた想いの形。
良い仕事をさせていただきました。