ジョン・バトラー・トリオの新作が非常にいい。
メンバーを変え、まったく新しいジョン・バトラー・トリオとしてリスタート後の初のアルバム。前作とは全く色合いが違う。
よりシンプルに。よりタイトに。アコースティックなサウンドと、リズム感のあるグルーヴが絶妙に絡み合った曲は、ジョン・バトラーのさらなる広がりを感じさせてくれる。
 
今回のアルバムでは、①アレンジやサウンド面では色んな実験をする。実験しつつも、レコーディングではその場その場のライブ感、その瞬間が持つ爆発的なエネルギーや演奏することの楽しさを残すこと。②リズムに重点をおくこと。③曲自体をしっかりとしたものにすること。
この3つのことを目標にアルバムを制作したらしい。

サウンド、リズム、歌。そしてバンドとして演奏することによって得られるエモーション。完全にこのアルバムにはそのエレメントが詰め込まれている。

今年はオーストラリアのバイロンベイ・ブルーフェスにはヘッドライナーとして出演。その後、ボナルーなどのアメリカのフェスを行脚した後。3度目のフジロックの出演を果たす。

フィールド・オブ・ヘブンで、このサウンド、グルーヴを体感するのが待ち遠しくて仕方ない。



 




$Takuya Takeuchiのブログ
 
 テレビをつければ暗いニュースばかりだ。テレビのニュースを見ていると気分が落ちてしまう。そんな時は世界が暗く見える。
 そしてそれとは反対に、太陽は照り、i-podからはいい音楽が流れ、気持ちいい。道には花が咲いて、緑が生い茂っている。道行く人は、楽しそうに笑っている。あぁー今日も生きててよかった。散歩をしながらそう思う時もある。

 


 僕はアップダウンが激しい。でも、出来るだけ後者の気持ち、何気ない日常の素晴らしさに気づけて、素晴らしい世界に生きている感覚を持っていたい。

 

 
 そんな事をたまに考えたりするのだが、このsuzumokuの新作「素晴らしい世界」を聴いた時、思った。この曲は、何気ない日常の素晴らしさに気づける、スイッチになると。





 suzumokuは1984年生まれのシンガー。中学2年でギターを持ち、作詞作曲を始め、地元静岡のストリートで歌い始める。
 高校卒業後、楽器の専門学校に入学し、ギターやベースの製作に明け暮れる。音楽は完全に趣味にしようと決め、ギター工場に就職。
 音楽活動を一旦休止するもギター職人の道とミュージシャンの道どちらが本当に進むべき道なのか真剣に考え06年夏、ミュージシャンになることを決意。07年1月アルバム「コンセント」でデビュー。ジャズバンドPE'Zとの合体ユニットpe'zmokuの活動も記憶に新しい。




 ギター職人とミュージシャンの道への葛藤、そして去年のpe'zmokuなど、色々な感情を経験した彼だから、作れる曲なのだろう。この「素晴らしい世界」はたった一つのフレーズ、ほんの少しのメロディーに触れただけで、全身を駆け抜けるような快感と、優しく包まれるような暖かさが同居する。そんな楽曲に仕上がっている。





 「僕らの日常というのは意外と素晴らしい事が溢れて、たらそれに"気づけないだけ""気づかないだけ"
考え方一つでこの世は"素晴らしい世界"になります。そんな気持ちで作りました。」という彼の新作。



 

 本当に名曲です。大プッシュです。






たくや☆りっきーのブログ
海の中をゆらゆら漂ってるような、はたまた、キレイな水色の空を漂っているような、
眠れぬ夜に、効く、心地よい一枚。


昔、屋久島で体験ダイビングをしたことがあるのだけれど、あの時、海の中から、
海面を見上げると、太陽の光がキラキラっと反射して、この上なく美しく、幻想的だった。


Owl Cityの音楽を聴いてると、あの感覚を思い出す。


このOwl Cityは、
アメリカ、ミネソタ南部の田舎町オワトナで生まれ育った、アダム・ヤングのソロプロジェクトだ。


中学にギターをはじめた彼は、やがて、エレクトロニカというジャンルに魅せられ、曲を作り始めた。


眠れない夜に、1人実家の地下室で曲を作り、MySpaceにアップ。
地下室で夜通し曲作りに励んでいる自分になぞらえて、アーティスト名は「眠らない街」に決めた。


このMySpaceで、アップしていた曲がネット上で話題になり、デビュー。
1stアルバム「Maybe I'm Dreaming」は、アメリカの音楽業界紙、ビルボードのエレクトロニック・アルバム・チャートの16位に食い込んだ。


そして、その頃彼のMySpaceの訪問者数は延べ700万人、楽曲再生回数は4000万回を超え、
本作「Ocean Eyes」からシングル・カットされた「FireFlies」は全米No.1になった。


世界を旅することを夢みて、地下室で黙々と曲を作り続けていたアダムの曲は
いつのまにか、自分が全く予想もしないかたちで、世界中を旅しはじめた。


MySpaceで話題になったアーティストはたくさんいるが、ここまでのサクセスストーリーを描いたのは、このOwlCityだけじゃないだろうか。


眠れぬ夜の妙薬。ゆらゆら漂うドリーミーポップ。
オススメです。