The Second Renaissance, marking a new era never seen.
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Marketing Psychology, STORY 1.

マーケティングの達人よりの言葉①


幸運な事に僕の会社にマーケティングの達人がいる。
その話が大変興味深く、時間のある時アップしようと考える。

 僕がなるほどと思った日本とアメリカのビジネス戦略・生活スタイルの話がある。
それはギャンブルに例えられる。
日本は「丁半博打」
アメリカは「ポーカー」
その通りである。日本の様々な事柄は白と黒に代表される。例えば紅白歌合戦、東西対決など。
それに対して、アメリカの場合は「ポーカー」である。日本の場合はリスクを自ずと高く設定し、天下分け目の決戦になる。これがダメだったらもうダメという具合に勝負をして負けたらもう負けになってしまう。アメリカはポーカーなのでワンペアで勝っても、ロイヤルストレートフラッシュで勝っても、勝ちなのである。しかも役がなくともブラフで勝つ事も出来る。また自ら降りる事も可能だ。

 これらはビジネスの世界でも一緒だ。日本では何かのビジネスを起こそうとして失敗するからといって始める事を躊躇する事を僕はよく耳にする。だが考えてほしい。それがもし考えていたものとして失敗したとしても、もしかして違う分野では成功しているかもしれない。実際の目標に到達出来なくても成功するかもしれない。本当は何も成功していなくてもブラフ(ここまでは言わないが)によって成功するかもしれない。
 結局は行動力なのである。「宝くじは買わなければ当たらない」という言葉は真理なのである。失敗してお金を損すると考え、可能性を始めから無くすのは日本のビジネスの悪い所だ。お金がある所にお金が集まるシステムに慣れすぎて新しい事にチャレンジする気持ちに対して否定的である。
 実際アメリカでは5000万以上のベンチャービジネスがある。沢山のビジネスが生まれて沢山のビジネスが淘汰される。それらの新興ビジネスは「アイデア」が元になっている。日本ではまだ浸透していないが「アイデアはただではない」という現実があり、それが特許競争になっている。特に現在インターネットというツールを使用したビジネスが多く、アイデアがメインのビジネスに拍車がかかっている。インターネットにおいて少ない資本で新しいビジネスを立ち上げる事も可能になってきているのに、未だに日本ではインターネットにおいても失敗を恐れて始める事を躊躇している。どうして10個サイトを立ち上げて1個残ればいいという考えに到達出来ないのだろう。本当に失敗したらサイトを閉じればいいだけ。
 インターネットビジネスは当然だが世界と繋がっている。しかもディストリビュートなど考える必要がない。広告収入以外のビジネスモデルを考える事。そして失敗を恐れずに行動する事が大事なのだ。そこで一番大事なのはアイデアだろう。
 ワンペアでいい。

検索エンジン再考

SEO,SEM


 新しくインターネットサイト・サービスを立ち上げる時に、SEO,SEMなど検索エンジン対策を強化すべきだという風潮がある。そういったものに踊らされている人たちがいるというのは残念だ。特に日本では顕著で、理由は簡単だ。日本語で書かれているサイトから読み取れるのはこれが限界だからだ。マーケティング先進国アメリカでは、もうこの考えは古い。日本人はもっと世界のインターネットサイトを研究し、いい所は取り入れていくべきだ。特に一般のユーザーがもう10年以上もインターネットに慣れ親しんでいるアメリカ人の意見・考え方を知るというのは重要だ。携帯電話の方は日本の方が確実に進んでいるだろう。ただPCの方は確実にアメリカの方が進んでいる。インターネットは世界と繋がっているというのは理解していると思うが、現実に日本語以外のサイトを頻繁に訪れている人は日本でもまだ少数だろう。現実に日本には何年も前の古いサービスしかない。英語なら日本人は読めるはずだ。ただそれが面倒だから読まないだけで。
 アメリカでは様々なマーケティングが試されている。最新のマーケティングを学ぶべきだ。英語のサイトを頻繁に訪れていない人が最新のマーケティングを語る事はあり得ないのだ。SEO,SEMの話に戻ろう。

 SEO,SEMは重要なのか。

 当然、何か決まった、というよりも既存のサービスを提供するだけのサイトなら必要だろう。
なぜならそのサービスに関係するキーワードにおいて上位にリスティングされなければユーザーにそのサービスの中でこうゆうサイトの存在があるという事を知られるのは重要だからだ。例えば中古車ディーラーのサイトを立ち上げたならば「中古車」「販売」「買い取り」などのキーワードにおいて検索エンジンの上位にリスティングされる事は意味を持つ。
 しかしWeb2.0的なサイトを立ち上げようとするなら全く意味がないだろう。そういったサイトを検索エンジン対策に最も重要なサービス・デザインを無視してテキストベースで検索される事を目的としては、そのサイトの斬新性が損なわれてしまう。
 よく考えてほしい。その斬新なサイトにユーザーがどうやって到達するかを。今までにないサービスならば検索エンジンを使用してキーワードによる検索などそのサイトの名称、もしくはそのサイトの事を知っているという前提の検索しかあり得ないのだ。日本でこの考えはまだ新しいが、ユーザーの立場に立てば自ずと理解できると思う。
 ならばどうやってユーザーはそのサイトに到達するのだろう。
 何かのサイトで紹介されていたなどのリンクを利用しての到達がほとんどではないだろうか。もっとユーザーの立場で考えるべきだ。
 例えば、テキストベースのサイトとしてブログがある。検索エンジンであるキーワードを検索している際、明らかにブログのサイトのコメントに一番最初にジャンプする事はあるだろうか。そのキーワードについてリスティングされていても色々ジャンプした後に追加でブログサイトもジャンプするというのが一般的だろう。僕自身、情報系のテレビ番組に関わっていたのでよく検索エンジンを利用していたが、ブログなどでのそのキーワードが出たとしても信頼性の問題で後回しになってた、というのが現実だった。
 今、仕事で検索エンジンに関わっている。以前は僕の中で検索エンジンに対して興味がなかったのだが、その検索エンジンは僕自身、未来を感じる検索エンジンでどうしても関わりたいと思っている。その検索エンジンは今のままでは失礼だがユーザーには興味がないだろう。当然「Google」などを使用するのが一般的だろう。もっと革新的な検索エンジンでなければその検索エンジンも生き残れない。
 ただ現実に今の一般的な検索エンジン、例えば「Google」などは限界がきていると思う。もう何年もあのスタイルのままだ。これはチャンスだと僕自身考えている。検索エンジンというインターネットツールはこれからも必要だろうしチャレンジする価値はある。
 そのキーワードはユーザービリティだろう。「Google」の弱点は技術者集団だという事だ。技術に没頭するとクリエイティビティが損なわれる。革新的な技術といってもなにも目新しいものがないのが現実だ。なぜなら技術の延長線上にあるからだ。

 技術を度外視したアイデアが必要なのだ。

それが出来るか出来ないかの問題ではないのだ。そこを目指すのだ。
「マーケティングとは消費者に新しい価値を提供するもの」であってほしい。

テレビCM

テレビという広告媒体の効果



  普段の生活の中でテレビ番組を見る時間が減ってきていると思うのは僕だけでしょうか。

 テレビを媒体として考えた時、そのテレビというものだけでも、テレビ番組、ゲーム、DVDなど、昔ならテレビ番組を視聴する事にしかテレビを使用していなかったのに、今ではテレビを使用する様々なコンテンツが僕たちの周りに存在します。
 我々ユーザーは多種多様なコンテンツを選べる時代に生きている。その時にいったいどれぐらいのテレビユーザーはテレビ番組を見るでしょう。さらにテレビ番組を見るユーザーでも、はたして何パーセントのユーザーがTV CMを見るでしょう。
 テレビ番組自体が完全なPUSH型のコンテンツであり、僕たちのテレビ鑑賞習慣の中でテレビコマーシャルは、チャンネルを変えたり、トイレに行ったり、友達に電話する時間にあてられてないですか。僕の中でテレビコマーシャルは確実にその時間です。
 信じられない事に、つい最近まで僕達が感覚的に当然だと思っていた「実際のテレビコマーシャルの視聴率とテレビ番組それ自体の視聴率は違う」という事を広告主は知らなかったのです。または公表されなかったのです。発表では5%落ちると言われています。例えば視聴率15%のテレビ番組は10%という事になるのですが。僕は信じていません。実際はもっと落ちていると思います。
 また実際にテレビでコマーシャルを放送している時の僕達はそのコマーシャルを見ているでしょうか。視線をテレビから離していませんか。またテレビをとりあえず見てはいないが、つけっ放しにしていませんか。それは視聴率にカウントされているのではないでしょうか。

 日本のテレビ番組視聴率はビデオリサーチ社に長い間独占されてきました。そのビデオリサーチ社のだす視聴率は果たして正しいのでしょうか。今のシステムでは視聴率測定器をある任意の家庭に同意のもと配置し、その装置のもとに視聴率をだしています。装置があると自覚している人達だけから測定された視聴率は正しいのでしょうか。

 実際に考えてみて下さい。テレビコマーシャルは、コマーシャル効果という事では大変効率の悪い広告媒体です。例えばTOYOTAの車のコマーシャルがあったとします。その瞬間に車欲しいと思ったとしても(そう思う人も少ないでしょう。)翌日にTOYOTAのお店に行って車を買うでしょうか。
 現在の消費者は車を買いたいと考えたらインターネットで車を検索して情報を集めてから買うのではないでしょうか。そこで「Google」などで使われている検索ワード毎の広告が生きてくるのです。この広告方法は広告・購買のシステムを変えたといっても過言ではありません。この方が「車を買う意思のある人」に広告をだす事が出来るのです。さらにその場でその車を購入する事も可能です。どちらの方が広告効果があるのかは歴然です。いわゆるリーチ度が全く違うのです。求めていない広告から消費者を購買までもっていくのは大変至難です。消費者は自分で選んで車を買いたいのです。


皆さんは昨夜見たテレビコマーシャルを何本覚えていますか?

 僕は思い出そうとがんばっても3本ぐらいでしょうか。ただ思い出した所で僕にとって何のいい事もなく、無意味な時間を過ごしてしまったと思うのが関の山です。なぜならその広告は、その瞬間の僕にとって全く関心のない商品・サービスの広告だからです。皆さんはどうですか?

 皆さんもご存知の通り、テレビ番組制作費用はスポンサー収入がほとんど全てです。広告主がお金を出し、それによってテレビ局が番組を作る。実際は番組の大部分をテレビ番組制作会社に外注します。現実的に考えてスポンサードが無かったら民放のテレビ局は業務営業が出来ないのです。

 現在、僕達の生活では、情報を得たいならインターネットで検索するし、面白い映像を見たかったら「YouTube」などの投稿型映像サイトで見てしまうのではないでしょうか。ただその「YouTube」で投稿された映像を見て相乗効果でその番組自体の視聴率も上がったという報告もあり、アメリカでは実践されています。(日本の場合は、こういう効果まで頭の回るマーケター不足でしょうか、はずかしい事に削除要請を出していますが)。ひと昔前は色々な所、例えば学校、職場などで「あの番組みた?○○面白かったよね。」という会話が多数あったと思いますが、現在は「あのレストラン美味しいよ。」、「あれ知ってる?」などが共通する話題として会話の中にあるのではないでしょうか。翌日に友人との会話の中でテレビ番組の話をする時代は確実にピークを過ぎ去り今、かなりの下降線を辿っているのではないでしょうか。 
 広告主もそろそろ気付いてきているはずです。僕はそう信じています。テレビコマーシャルに巨額の広告費をかける事は今の時代に合っていないのです。効率が悪いのです。
 依然テレビ番組というマスメディアは、多くの消費者に一度に情報を提供する事ができます。ただ消費者も多様化しています。以前の様に画一の消費者ではないのです。
 その多様化した消費者の気持ちになってマーケテイングしていかなければなりません。

 テレビCMにかなりネガティブな意見を述べましたが、広告自体はこの資本主義世界の中でなくなる事は無いでしょう。テレビ番組というコンテンツも当分なくならないでしょう。マーケティング力を生かした斬新なアイデアで誰も思いもつかなかった、エフェクティブなテレビコマーシャルを考えるのもマーケティングです。

 マーケティングって面白いです。
 この頃、参考にしているマーケターを紹介したいと思います。本当に参考になります。いつかいっしょに飲みに行きたいです。そこで色々マーケティングの話がしてみたいです。やっぱり最新のマーケティング大国アメリカでプロとして認められているマーケターの考えはスゴイです。
 以前、シカゴのプロマーケターと2時間、電話で交渉したときは大変勉強になりました。この話はいつかしたいと思います。
 マーケティング研究の第一人者(僕の中で) Mr. Joseph Jaffe
 http://www.jaffejuice.com/
彼は著書「Life After the 30-Second Spot」の中でTVCMの崩壊を予想している。


Joseph Jaffe
Life After The 30-Second Spot: Energize Your Brand With A Bold Mix Of Alternatives To Traditional Advertising (Adweek Books)


Joseph Jaffe, 織田 浩一
テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0

はじめに




はじめに


 未来は

"Tomorrow is a brand new day you never seen."

という言葉が心にしみる、もしくは理解しようとしている人向けに、僕も勉強中ながら最新のマーケティングを共有できる人の為にこの「ヒトリゴト」を作っていこうと考えました。
 現在ではなく未来を語る事はマーケターにとって重要だと考えました。「夢」、「幻想」だと思われる方もいらっしゃるでしょう。ただこのイマジネーション・イノベーションが日本のビジネスを変えていくと信じます。
 現実の世界において、日本のマーケティング能力・先見性はマーケティング先進国アメリカに2~3年は遅れを取っているが現状です。気付いていない・考えない人が多いというのが日本での現実なのです。

 このままでは世界のビジネスにおいて勝負出来ないばかりか、単純にその土俵にも上がれません。

 SEO対策, ROI効果などWeb中心で名ばかりのいわゆる「流行」の日本的なEマーケティングのお話は様々な方面からお聞きの事でしょう。(多分、乗らされている、もしくはその予備軍が多いと思います。)
 ご存知の通り、SEO対策はある程度必要なものですがそれ自体が違法とまでは言いませんが検索エンジンサイトの気分次第です。事実Googleは認めていません。妥協しているだけです。またROIなどは英語表記なだけで実際の企業だったら起業当時から考えなければいけない事です。その収支が取れていない企業は長期存在は不可能なのです。SEO対策, ROI効果を使ってどんなマーケティングが出来るのか、という事が重要でそれら自体はデータ・効率でしかないのです。
 事実それらは純粋なマーケティングとは到底言えません。もしそれらをマーケティングと言っている人に会ったら教えてあげて下さい、それはマーケティングではありませんと。最新のマーケティングとは違いそれはPUSH型でいわゆるWeb 2.0的ではなくいわゆる「隙間ビジネス」というものです。(Web 2.0のお話はここでスペースがありませんが、近日中に「ヒトリゴト」で特集致します。)

 企業効果効率がよくなる事は大変重要な案件でリスクマネージメントは必要です。ただ僕の言わんとするマーケティングとはその様なネガティブアクションではなく、ユーザー(消費者)に対して「攻性」であるべきなのです。一般的なマーケティングとはそのブランドを高めるために消費者に対して何が出来るかです。

 すなわちマーケティングとはユーザーに未来を示す事です。

 ユーザー・消費者はあなたが思っている程単純ではないし、自発的な勉強、聞き込みもしています。何かを買おうとすれば検索エンジンで検索し、その複数の情報から消費者が「選択」する時代に僕達は生きています。旧来のマーケティングが通用する(Usual Marketingなど世の中には存在しない)世界は終焉を迎えようとしています。もう実際はしています。

 インターネットというマーケティングツールはこの世界のビジネスのほとんどを変えてしまいました。ただ恐れる事はありません。所詮、インターネットはツールでしかないのです。僕達がその利便性を使いこなしていけばいいのです。

 この「独り言」で何を言っているか分からない人がいれば幸いです。それは先入観無しにこれから勉強していけるチャンスを持っている新時代のマーケターだからです。その様な「とらわれない」マーケターと議論を交わし、切磋琢磨していければと思い、この「ヒトリゴト」を始めようと思いました。

 サー・アイザック・ニュートンはどうして「重力」を発見したのでしょうか。
当然、それ以前より自然界に「重力」は存在していました。
「当然」だったのです。
ガリレオも気付きました。どうしてそれまでの人は気付かなかったのでしょうか。
先入観にとらわれなかったのです。データ蓄積・勤勉は先入観を生む大敵です。
さらに我々の場合、対象は自然界・物質界ではなく「人間」です。人間の研究で難しいのは永遠に変わらない真理というものはないのではないかという事です。人間は特に人間性・感覚は時代に合わせ流動的に絶えず変化し続けるものです。
「マーケターは予言者たれ」(僕の言葉です。)
例えば商品開発・中期的なプランニングなどにおいては最低4ヶ月先の人間性を予測しなければなりません。もしくは自らの知性と行動力で大衆を自分の狙った方向に持っていかなければなりません。ただテレビなどのマスメディアに踊らされるユーザーはどんどん減っていくでしょう。今の世界でユーザーは自ら検索し、納得いくまで知識を詰め込み、簡単に発言出来るのです。以前は考えていなかったユーザーが、今は考え始めたのです。ユーザーの方が圧倒的に権利があるのです。
 これはマーケティングの冬の時代なのかもしれません。我々には圧倒的にチャンスです。旧来のマーケティングが否定されていくのです。
 こういった先入観は危険かもしれません。ただ、今の現実に疑いを持つ事、世界の未来を想像できるセンス、こうあったらいい・便利と思う願望、これまでのマーケティングもそうでしたが、これからのマーケティングにも絶対に必要な事です。先人達のマーケティングも結局クリエイティビティと反骨精神だったのです。これはどれだけ時間が経とうが変わらない事と感じます。

 今、現実の世界の現在・未来はあなたの考える以上に速く流れ、あなたのビジネスチャンスはタイミングと先見性が重要になってきています。

 「トレンド・センス・コミュニケーション」
これらがマーケティングには重要という持論のもと、日々精進します。

 僕の「独り言」を参考にして頂ければ幸いですが、貴重なご意見も添えて頂ければと思います。

 宜しく御査収お願い致します。