男は昔の彼女が今でも自分を好きだと思っている。


そして、突然、どこかでで会わないかとほのかに期待している。


たとえ、結婚していても、彼女がいてもだ。


この歌を知っているだろうか?


To All The Girls I've Loved Before by Julio Iglesias


ラテンの大スター、フリオイグレシアスのミリオンヒットだ。


内容的にはこんな感じの歌。

今まで愛した女性たちに感謝している。
彼女たちのおかげで自分は成長できた
だからこの歌をささげる。


よほどのことがない限り、別れた女性とのことはすべていい思い出になっている。


しかし、女性はこうはいかないようだ。


一度、嫌いになったら、手も握りたくないらしい。


ましてや、偶然、どこかで再会したぐらいで、ときめくことなど
あり得ない、らしい。


俺も、たまにすれ違いざまの香水で元カノを思いだしたりする。
別に未練があるわけではない。


だけど、フリオみたいにこんな曲を書いて、自分の歴代の彼女をライブに招待して
歌ったら、どんなだろう?


妄想すると、ちょっと楽しい(笑)。

あれは、1ヶ月前のこと。


僕らは、ミスチルのスタジアムライブに行った。


台風が近づいていて、雲がとっても早く流れていた。


「365日」が流れたとき、僕は君の手を握っていた。


君も僕の手を握り返してくれた。


夜風がすごく心地よかった。


二人して、大好きな歌を生で聴けるだなんて

最高の夜だった。


お互いの生活は大事だし。


でも、二人でいたい。


「君が好き」にあわせて僕は君を見つめて言った。


君は僕の肩にそっと頭を乗せて…


アンコールの最後は、「終わりなき旅」だった。


青春時代に、死ぬほど聴いた曲。


♪高ければ高い壁のほうが

登ったとき気持ちいいもんな

まだ限界だなんて認めちゃいないさ♪


壁にぶち当たっていたは僕は、

この歌を歌いことで、限界を突破できる気がしていた。


夢の時間はあっと今に過ぎ去り、


今もう秋の風…