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TAKUYA MURAO official blog

1日を大切に。仲間の誇りを大切に。

レレレのおはよーさん。

 

ご無沙汰しております。

 

今日は介護についてどうしても伝えたいことがあります。

 

介護の仕事を初めて9年目。

 

社会福祉法人光朔会オリンピアのオリンピア兵庫でスタートをしました。

 

30歳を越え、

何か手に職を持って居ないと焦り、

東京に居た頃に未経験ながら介護の面接を2度落ちたのはまさにお笑いw

 

神戸に帰って来てから介護の面接をもう一度受けて見ようと思い、

派遣からオリンピア兵庫へ働かせて頂きました。

 

オリンピア兵庫はケアに対してレベルが高く、

今の僕が通っている派遣先では、

『オリンピアさんはケアに厳しく育てられるから、

オリンピアさんから派遣に流れたら喜んで取るんです。』だそうです。

 

オリンピアのお陰で僕は行く派遣先々で、

『ずっといて欲しい。』と言われたり、

派遣先担当へも高評価を頂く訳ですが(笑)

 

その結果、

行く先々でヤバい介護施設がどうしても見えて来るのである。

 

入居者様や利用者様の尊厳が全くない施設。

 

例えば、

●立って歩きたい利用者様を強制的にスタッフが座らせる施設。

●お着替えが入浴の時だけの施設。

●入居者様や利用者様にタメ語や嘘を付く施設。

●入居者様とスタッフが外に行けない施設。

●1ユニット11人以上居る施設。(今は国の法律で建てることを認められていません、認められて居るのは過去に建てられた古い施設のみです)

 

これは施設の問題。

そりゃ入居者様が30人も居てスタッフが7人〜9人では無理な話し。

貴方の介護施設はどうでしょうか。

仕事に覆われて居ませんか?

 

 

何故我が国が1ユニット10人以下を目指しているかと言いますと、

スタッフが3名なら外にも行けるし、

お着替えも出来るし、

立って一緒に歩くことだって出来る。

普段のご様子も気付ける。

入居者様が少ないとケアも手厚くなり、

尊厳を守れるので良いことだらけで上げれば切りがない。

 

それを食事介助と入浴会場と排泄会場が出来て居たら良いとか、

色んな方々に言って居ますが『今の貴方の施設は自分の親を預けたいですか?』っと。

 

良い介護施設は、

入居者様には暮らしの継続をする施設、

或いはこれまで暮らしてきた家や地域より、

それ以上に面白いと思える施設であるかどうか。

 

 

さて、介護士の方に問題です。

介護を初めて間もない頃にかなり考えさせられた話があります。

 

とある合同企画で、

外食に行くことになりました。

 

食事中に、

利用者Aさんが口に入ってた物を吐き出されてしまいました。

利用者Bさんが『私が片付けるわ。』と言いました。

僕はBさんに『衛生上、菌の問題もあるので僕が片付けます。』と言いました。

 

オリンピアの理事長にご指摘をされました。

『あれ片付けたらアカンで。ここが灘との違いや。』と言われました。

さて、何が行けなかったでしょうか?

 

答えは最後に(笑)

 

 

オリンピアではリーダーとしても勉強させて頂きました。

ユニットリーダーをしていた時に思うように人を動かせず、

自分の無さを実感したし沢山失敗をし学ばせて頂いた。

 

一番やっかいなのは文句や謎の意見の多いスタッフ。

マイナス発言ばっかりはさっさと離れましょうw

 

リーダーになり2年目からスタッフに信頼や安心を与えられるようにもなった。

その中で、

オリンピア兵庫で行われて居たリーダー研修やパーソン・センタード・ケアの研修は本当に楽しかったし学ばせて頂いた。

 

 

リーダーとはユニットの鏡である。

リーダーは孤独を楽しむ。

リーダーは批判の的。

完璧なリーダーは居ない。

今の時代は使いことなして一流。

 

 

等など。

 

これはROKKENにも影響してます。

人の動かし方や適材適所、配置先をスムーズに言えるようになったのは大きい。

リーダー同士は守り合ったり支え合ってなんぼ。

いかんせん周りから叩かれまくる訳なもんで😂

…部員数は90人弱。

大きくなったもんだ(笑)

 

 

 

さて、先程の介護士として正しい行動とは、

 

『Bさんと一緒に考えて一緒にする』が正解です。

 

例えば、ビニール手袋を装着して頂いて片づけたり、
モップを借りて片づけをしたり。

それを考えるのが介護士です。


こうやってADL(「起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容」動作)を下げる介護士が多くいる。

当時の僕はBさんを見下していたんだと思う。

 

サッカーの指導者もそうですが子供達に考えさせるのと同じ。

答えを全て伝えるのではなく、

この時どうすれば良いか?を考えさせた後に答えを導きだし、

自分で考えさせて一緒にプレーを見せること。

 

本当にサッカーと介護は似ていると思う。

 

最後に、

ご自分の介護施設をもう一度見直してほしい。

出来て居ない介護施設は結構不味いかも。

 

ノーマライゼーション…誰しもが平等に暮らす社会の実現を目指して。