9年前の4月18日鹿沼のクレーン事故。
今年の4月18日は大雨だった。もし事故の日こんなに雨がたくさん降っていたなら工事はなくクレーン車もあの道を通る事はなかったのかもしれない。友達の甥っ子君生きていたら18歳。
友達から会うとよく話の話題になっていて優しい子と聞いていた。
事故後に友達に会った時、震災の時地震が嫌いな友達に大丈夫?と甥っ子からメールが届いたと見せてくれた。泣いていた友達の顔を今でも覚えている。
事故の2年後にふともう2年、まだ2年と聞いてしまった。友達に甥っ子君のお父さんが書いた「あの日」という本を頂いた。読み進めると途中から涙が出て胸が痛くて辛くて、一気には読むことができなかった。あの事故から時間だけが経つがご家族は今もまだ4月18日のままなのかもしれない。
罪を償えばもう加害者ではなくなるのか?
けど4月18日だけは死ぬまで覚えていてほしい。てんかんの病気をわかっていてクレーン車を運転し6人の命を奪った日の事。2度と運転しないでほしい。
もしパラレルワールドがあるのなら向こうの世界では元気な18歳の男の子になっているのかもしれないと想像する。そして友達からそんな甥っ子君の話を聞いて笑ってる私もいる。