18歳になってから、ようやく出来る幅が広がって売り専からゲイビデオに出演した。
きっかけは、当時働いていた売り専の店からの頼みだった。
特に断る理由もなかったので、快く出演の依頼を引き受ける事にした。
当時は今よりも報酬が良く、10万~20万円ほどが自分に入ってくる。
だが、全員が高額な値段をもらえるわけではなく、顔やルックス、デビュー作の売れ行きによってその都度値段を告げられる。
少ない子は5千円ほどでも出る子もいた。
ビデオの撮影時間は早くて2時間。
上手く進まなければ4時間以上も拘束されることもある。
要は、撮影する監督の指示に上手く従って自分から進んで相手といい絵を取ればスムーズに終わるのだ。
自分は恥ずかしさも緊張もなかったので、とりあえず相手に合わせて早めに撮影を終わらせる事を目標に何本か頑張った。
自分のDVDは特に興味もなかったから、見ることもないし気にもしなかったが一気に顔が広まってしまった。
その頃ビデオの反響で売り専での仕事がかなり増え、朝から晩まで毎日セックスする日々だった。
売り専にはショートコースとロングコースがあり、ショートコースは大体60分、90分、120分がある。延長も可能である。
ロングというのは夜22時から受付可能で、簡単に言えばお泊まりコースで12時間客に拘束される。
指名が特に多かった時は、一か月昼からショートが何本も入り、休みなしで毎晩のように泊まりだった。
その月は80万円ぐらい稼いだ。
ビデオ出演のギャラと合わせれば月に100万は超えていた。
そして収入が多くなれば日々の支出も増えていった。
そして段々とお金の恐ろしさをこれから知ることになる。
移動で普段なら歩く距離をタクシーを使ったり、服を値段も見ずに買う。
食事は毎日外食だった。
それを妬む人間も次第に増えていった。
