11/20 少しだけ前を向けた日
この日は、脚の痺れが少しマシだった。
姉が面会に来てくれて、
談話室まで歩いて行けた。
ただ、距離を歩くとやっぱり脚の痺れは強くなる。
それでも、久しぶりに病室を出られたことが嬉しかった。
姉には
「とりあえず手術はしない方向で考えてる」
という気持ちを話した。
同室のおばあちゃん達のイビキ被害の話なんかもして、
久々に笑って、少し気が紛れた。
手術を拒否している一番の理由は、
最愛の猫たちの世話ができなくなること。
入院当初はペットシッターさんのみにお願いしていたけど、
入院が長引いて**金銭的に厳しいな…**と思っていた矢先、
姉が
「猫の世話しよか?」
と言ってくれた。
動物を飼ったことがないから無理だと思っていたのに、
ちゃんと世話をしてくれている。
姉とペットシッターさんのおかげで、
猫たちの心配はかなり軽くなった。
それでも、
やっぱり早く家に帰って猫達に会いたい…
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11/21 怒りと虚しさが爆発した日
この日は膠原病(SLE)の先生が来る日。
診察は驚くほどあっさり。
・SLEと今回のアレルギーは関係なし
・現時点で再燃はしていない
・ステロイドを増やしている間は手術できない
・元の量に戻してからでないと手術は無理
……やっぱり、そうか。
でも、ふと思った。
再入院してから
アナフィラキシーショックを起こして、 お腹の治療が完全に止まっているこの状況、何?
11/14に再入院して、
「12月初旬に手術予定」と言われているけど、
この2週間のアレルギー治療期間、 本来いらなかったんじゃない?
そもそも、
11/11の時点でお腹が痛かったのに、
あの時退院させずに入院継続していれば
こんなことになっていなかったんじゃない?
次から次へと湧いてくる
不安、疑問、不満、後悔。
頭の中がぐちゃぐちゃになって、
怒りが爆発しそうになった。
でも、
どこにぶつければいいのか分からない。
誰を責めたいのかも、
何をどうしてほしいのかも、
分からなくなってしまった。
ただただ、
行き場のない怒りと虚しさだけが残った一日だった。
ペットシッターから来た写真笑


