リオを後にし、向かった先。
ブラジル南東部の高原にある工業都市ベロオリゾンテ(BeloHorizonte)
サンパウロ、リオデジャネイロに次ぐ同国第3位の都市である。
名称は「美しい地平線」を意味し、2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会の準決勝の舞台でもある。
旅の友はレイナルド。
今ではブラジルの親友と言える。
リオを出る前日、男5人で酒をひたすら飲みまくっていた。その中の一人の男だ。
その日に初めて会い
酔っぱらった勢いで、
「明日出るなら車で一緒に乗っけてってくれ」と言ったら、
「オーコイコイ!!」
というブラジル人らしい乗りの良い答えに、そのまま乗っかった形になった。。
実はというと、彼はサーフィンしない。。自分より更に2つ年の離れたバリバリの営業マン。
髪は薄いが髭と眉毛、腕毛はかなり立派。。
がしかし。
彼の英語。SHITです。
僕のポルトガルはもっとSHITです。
自分も英語は恥ずかしくも流著とは言えないが、自分のポルトガル語、スペイン語よりは頼れる、、
けれど、ここはブラジル。ポルトガル語なんです。
次の日の朝、
「男に二言は無い」のツマラナイ男のプライドが捨てきれず、、(笑)
レイナルドとのマンツーマンのロードトリップがスタートした。
彼の住む都市ベロオリゾンテに海は無い。内陸。次の目的地に少しそれるがちょっと近づく。自分の旅の計画にはベロオリゾンテの「べ」の字もなかった。。
旅は道連れ。導かれるままに。。ゆらり、、これもまた何か意味があるのだろうと、、ここ最近思うようになった。
そう思えるとワクワクもする(笑)
ほぼ初対面のブラジル人とのロードトリップ。
言葉のやり取りも、、歯がゆい。。ちょっと可笑しいムードが車内を包む。
なんでこうなったのかと考えてみると、
かなり笑けてくる。。これだから旅って本当に面白いとつくづく思うのである。。
最初に彼はリオのビーチに行きたいと言い、一緒にビーチで砂浜に座りココナッツジュースを飲み、ビキニのお姉さんを見ながら「あーだない、こーだない」言い。
2人でビーチを歩く姿は、かなり気持ち悪くもあったと思う(笑)
その後二人で寿司を食べて、リオを後にした。
彼は英語の辞書を購入し、運転中の会話を弾むように努力してくれた。
自分は隣で二日酔いと眠気と闘いながら、めんどくさそうに辞書をひらいては、
家族の話、自分がここにいる経緯や夢や女の話、どーでもいい事を話した。
やがて会話が途切れ、間が持たなくなった。。
自分はギターを取り出し。出会いの歌と言って簡単にテキトーな歌を即興で歌ったら喜んでくれた。
8時間に及ぶドライブ。。
5時間ほど経過した時点で互いに疲れ始めていた、、
最初に持っていた緊張感は、気を使う事にめんどくさくなりリラックスしようと試み始めた。
思っていたことが一致したのか、それが返って互いの距離を縮めた。
自分は言いたい事を気にせず良い始め、文句があったら良い始めた。
けどレイナルドは大人だった、、彼はそれを笑って答える。
自分はその反応が、なんか嬉しかった。
この時、気の使い過ぎで、なんとも不器用でカッコつけな自分の性格が無性にカッコ悪く思えた。
もっと率直に、素直な心と言葉、そして行動が一つになれるようになりたい。
レイナルドはこの夜、丁度誕生日だった自分に彼の友達を呼んで、クラブで小さいプライベートなパーティーを開いてくれた。
席を取りシャンパンを開けハッピーバースデーを歌ってもらい、なんだか至れり尽くせり。。
こんなにしてもらっていいのかなぁ。。というちょっと後ろめたい気持ちと、みんな楽しそうだから良いかな、、という感情が交差していたが、
人様のご好意にはちゃんと答えようと、その夜を楽しんだ。
次の日、レイナルドの実家に泊めてもらっていた自分は彼のお母さんの料理をご馳走になり、また兄弟と話たりした。
彼の家族は、レイナルドと昨日会ったばかりの何処の馬の骨も分からない自分を両手を広げて歓迎してくれた。すっかり世話になった。。
そしてレイナルドはベロオリゾンテを車で案内してくれた、次の目的地イタカレの行き方などバスのチケットの手配までしてくれた。
その時の自分は、感謝の気持ちと共に自分は人の為に何かできるだろうか。。という心境になっていた。
ただ甘えるのは簡単だが、、感謝の気持ちを何か表現できないか、、伝える方法は無いかと思い始めた。
なんだって良いと思う。感謝の心が伝われば。。
自分はギターを取り出し、レイナルドのお母さんにささやかではあるが
精一杯の歌を心を込めて贈った。
その時の自分の心境、情景、匂い、雰囲気、それを歌にした。
レイナルドのお母さんは涙を流して喜んでくれた。
心に響いた瞬間だった。
自分の気持ちも込み上げる何かを感じていた。
レイナルドはそれが自分の事の様に喜び感謝してくれた。
彼の親父さんは数年前に亡くなってしまったらしい。
彼のお母さんの心を自分の歌で少しでも癒せたのなら、、自分はここに来た意味、導かれた事が偶然では無い様に思える。
そしてレイナルドの家を後にし、夕日の綺麗なスポットに連れて行ってくれた。
都市に沈む夕日。。
この旅は海に沈む夕日を見る事がほとんどだが、、
たまには悪くなかった。
むしろその情景はその時の自分の心境と妙にマッチして今でも忘れられない。
何か大切な事を意味していた。
そして夜行バスに揺られイタカレと言うサーフタウンに向かった。


















































