先ほどのブログがハンパでしたので改めて書きます。
以下、メディカ出版「女性泌尿器科へ行こう!」 竹山雅美先生、藤井美穂先生、ひまわり会 共著
から引用させていただきます。少し書き換えています。赤字は名犬の加筆です。
(たしか絶版になったと竹山先生のブログにあったと記憶しています)
8章 TVM手術、LSC手術を受ける前に行う検査 p100
1.画像検査
経会陰超音波検査 会陰部または膣からブローブという超音波による探触子を用いる。
→これ、術後検診の時も使用していますね。
チェーン膀胱造影検査 尿道から細い金属製のチェーンを入れて造影剤を用いて膀胱の形と尿道の位置、動きなどを調べる。
膀胱瘤の程度がわかる。
MRI検査 骨盤内臓器の形や質、位置、骨盤底の筋肉の状態がわかる。
2.膀胱機能検査 手術の前に膀胱の機能をチェックしておくと術後の排尿状態がある程度予測できる。蓄尿機能と排尿機能を調べる。
ウロフローメトリー(尿流量検査)200ml以上の尿が溜まった状態で検査装置に排尿すると平均尿流率、最大尿流量がグラフ化される。超音波で測る残尿量と組み合わせるとおおよその膀胱機能が推定できる。
ウロダイナミクス検査(尿流動態検査)
膀胱に圧を測るセンサーと水を注入する細いカテーテルを挿入し膀胱内の圧をモニターしながら少しずつ(1分間に50ml程度)、生理食塩水を入れていく。
蓄尿相 膀胱にどれだけの液が入ると最初の尿意があるか(初期尿意)、どこまで我慢して液を溜めることができるか(最大尿意)
排尿相 膀胱瘤などで膀胱が下がっていると尿の排出路に狭いところができるので排尿時に膀胱の圧が高くなる。
←私の場合、センサーなんか使ってないし、10秒で200ml 入れてるだけでは何にもわからないから。
M医師にはただただ、異常だ、変だ、大変だ、しか言われなかった。異常なのはどっちでしょうね。
名犬は、子宮下垂で、最初から頻尿も残尿もなかったのです。膀胱炎も最近20年くらいなったことがない。
この本の引用は、膀胱瘤に関する膀胱機能の検査ですね。竹山先生、もともと泌尿器科医の先生ですから。
子宮のことは書いてありませんでした。LSCだけになるので。