私がサラリーマンになった頃、そうもう20年ほど前の話です。
その頃はスマートフォンはおろか携帯電話すらありませんでした。
いいところ頑張って、電子手帳と呼ばれるPDAの走りのようなしょぼい機械があるだけ。
ところが、私の勤めていた会社に「営業の達人」と呼ばれる大先輩がいました。
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取引先相手の電話番号や役職、誕生日、奥さんの名前、趣味、嗜好など
とにかく取引先相手のありとあらゆる情報を記憶していたのです。
凄いですね、と私が尊敬のまなざしを向けると
「営業は一瞬一瞬で勝負が決まるからな、いちいち手帳なんか出してたら負けるんだよ」と当り前のように言っていました。
「春と秋の異動の季節は大変だがな、ワッハッハ」とゴマシオ頭を掻いていました。
四半世紀経って、携帯電話がどんどん進化した現在、私たちは何でもかんでも情報をパソコンや携帯に突っ込んで管理しています。
21世紀のサラリーマンは、もしかしたら昔のサラリーマンより退化しているのではないでしょうか?
最近、特にそう思えてなりません・・・
