こんにちは、とかち魅力つたえ隊のたっくです
久々に十勝農業についての記事です^^^^^^^
●十勝の地形について
1、とかちの主たる地形は、十勝川とその支流域の
低平地(沖積地)、河岸段丘(洪積地あるいは台地)、
起伏の大きい丘陵地に分けられるが、十勝では特に
段丘地形が発達しているのが特徴である。これらの
地形条件にとって異なる母材(土壌鉱物的な起源物)
や水分環境に応じ、多様な特徴をもつ土壌が生成、
分布している。
●火山性土について
支笏カルデラ周辺、東大雪、雌阿寒岳等の火山から
噴出した火山灰が十勝一面に降り積もり、厚い火山層
を形成した。推移している火山灰は新旧あわせて20種類
以上に及び、古くは10万年前のものが見られる。
この火山灰を母材として生成した土壌が火山性土(黒ボク土)
である。降灰後に繁茂した植生が枯死分解し生成した腐植が
火山灰と強く統合し、真っ黒な腐植層を形成する。腐食層は
微生物によって次第に分解され褐色となるが、集水地形や
下層堅密で排水が悪いような条件では分解が進まず腐食層
が厚いまま残されている。カシワ林はこのような所に多い。
こうして十勝は褐色と、黒色の2種類の火山性土混在し、
「乾性」 「湿性」の火山灰と呼び慣わされてきた。土壌分類上
は、それぞれ淡色黒ボク土、腐植質黒ボク土とされ、特に排水
不良な条件では多湿黒ボク土となる。
火山性土は、リン酸を吸着固定しやすい性質があり、また
養分が少なく風害も生じやすい特徴がある。
●火山性土以外の台地、低地の土
降灰の少なかった十勝東北部の台地・丘陵地では、硬くて
やや柔粘な褐色森林土や灰色大地が見られ、排水対策など
物理的な改善対策が必要とされている。一方、火山灰は低地
にも推積したが、水で流されたり氾濫で新たな土壌が推積す
るので、土壌の母材にはなり難い。このような低地では、川が
運んできた粘土や砂を母材にした土壌が生成し、排水の善し
悪しで褐色低地土、灰色低地土、グライ土に区分される。
土層中に石灰の多いことも十勝の特徴である。
十勝川下流域の低湿地帯では、繁茂したヨシやハンノキなどが
分解せず推積し、泥炭層を形成した。こうした地帯でも排水改良が
進められ、泥炭土として農地利用されているが、地下水位は高まり
やすいのが問題点である。
●現在の土壌の姿とこれから
このように多様で問題点を抱えた十勝の土壌であるが、開拓以来
130年に及ぶ先人の努力によって肥沃度の向上が図られてきた。
同時に排水改良や火山灰層の反転、混合や客土、徐灰といった
土層改良も大規模に進められ、生産力向上の大きな原動力となった。
一方、近年の問題として、土壌病害回避のため土壌が酸性化する
傾向にあること、営農の機械化進展に伴う作土直下耕盤層形成、
防風林の減少に伴う春の風害、傾斜地での土壌流亡等が挙げられる。
また地域的には、家畜ふん尿等の局所的過剰施用や野菜作の増加
に伴う過剰施肥による養分蓄積も指摘される。しかし、生産者のコスト
・環境意識の向上、関係機関の努力、土壌診断の普及等によって、
施肥管理や土壌管理の適正化が進められており、次代の農業生産を
支える基盤として土壌機能を増進させる努力が続けられている。
●十勝農業の担い手
1、指導農業士
地域農業を発展させ、農村社会を活性化するためには、新規就労者の
育成が極めて重要である。地域において新規就労者の研修受入や指導
地域農業の振興に対する助言・協力を行う優れた農業者の方を道が
「北海道指導農業士」として認定するとともに、その活動を応援すること
としている。
2、農業士
農業を取り巻く環境は、農業技術の進歩や国際化の流れなど、大きく
変化している現状にあり、農業経営や農村生活についての知識や技術を
習得することが重要となっている。
このことから、地域農業の担い手として経営改善や地域農業の振興などに
積極的・意欲的に活躍される農業者の方を「北海道指導農業士」として
認定するとともに、その活動を応援することとしている。