1週間前の京都の出来事から、まだまだ回復途上で、ブログを再開する気分でないですが、
伝えたいことがあり、一時帰宅しました。
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100分de名著 NHK Eテレ 毎週水曜 23時~23時25分
「夜と霧 ヴィクトール・フランクル」 (アンコール放送)
~NHKオンラインから転載~
今、日本では自殺者が14年連続で3万人を超えています。震災に見まわれ、全てを失ったという人も少なくありません。運命に打ちのめされたという人、将来に希望が持てないという人が、世の中にあふれています。そこで8月のシリーズでは、人間の生きがいとは何かを追求した名著「夜と霧」を取り上げることにしました。
「夜と霧」の著者は、強制収容所から奇跡的な生還を果たしたユダヤ人のヴィクトール・フランクルです。精神科医だったフランクルは、冷静な視点で収容所での出来事を記録するとともに、過酷な環境の中、囚人たちが何に絶望したか、何に希望を見い出したかを克明に記しました。
「夜と霧」は戦後まもなく出版され、世界的なベストセラーとなります。アメリカでは、「私の人生に最も影響を与えた本」でベスト10入りした唯一の精神医学関係の書となっています。日本でも、重いテーマにもかかわらず、これまでに累計100万部が発行されました。2002年には新訳本も刊行され、その人気は衰えていません。「夜と霧」が時代を超えて人を引きつけるのは、単なる強制収容所の告発ではなく、“人生とは何か”を問う内容だからです。そこで今回の番組では「夜と霧」を“人生論”として改めて読みとくことにしました。
戦後、フランクルは「人生はどんな状況でも意味がある」と説き、生きがいを見つけられずに悩む人たちにメッセージを発し続けました。彼が残した言葉は、先が見えない不安の中に生きる今の私たちにとって、良き指針となるはずです。
収容所という絶望的な環境の中で希望を失わなかった人たちの姿から、人間の“生きる意味”とは何なのかを探ります。そして苦境に陥った時の“希望”の持ち方について考えていきます。
第1回(3/6) 絶望の中で見つけた希望
第2回(3/13) どんな人生にも意味がある
第3回(3/20) 運命と向き合って生きる
第4回(3/27) 苦悩の先にこそ光がある
私は8月の初回放送時の第2回から見ました。
その回の次の言葉が心に響いています。
『どんな時も、人生には、意味がある。
なすべきこと、満たすべき意味が与えられている。
この人生のどこかに、あたなたを必要とする「何か」がある。
あなたを必要とする「誰か」がいる。
そしてその「何か」や「誰か」は、あなたに発見され実現されるのを「待って」いる。
「何か」があなたを待っている。
「誰か」があなたを待っている。・・・』
NHKテレビテキスト
夜と霧/ヴィクトール・フランクル
2013年3月。東日本大震災から2年が経とうとしています。
今回のアンコール放送は、それを意識していると思います。
世界中で読み継がれている「夜と霧」からのメッセージを、一人でも多くの人に知って
欲しいです。
そして、「夜と霧」からのメッセージを読み解いて気付いたのは、ある曲から伝わって
くる想いと同じだということ。
その曲はjupiter.
両方とも、私を待っていたと思っています。
『第2回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサート』
昨年3月10日、明日へコンサート(須賀川)に続いて、jupiterを聴くことに意味を
感じています。