ボルドーワインの格付けについて。

【メドックの格付け と ソーテルヌ・バルサックの格付け】
広く知られているいるものは1855年のパリ万博にボルドー商工会議所が提出しいたもので、格付けされた対象は

左岸の赤ワイン 甘口白ワイン。

この格付けの基準となったのは、長い間の取引価格だった。


・メドックの格付けは
左岸の赤ワイン61シャトー(当時は58シャトーだったが、分割されたものもあるため)は 一級から五級 までの五段階
・ソーテルヌ・バルサックの格付け甘口白ワインは 特別一級、一級、二級の三段階

にそれぞれ分けられている。



この格付けが適用されるのかが議論になることがある。しかしシャトーのオーナーや
作るスタイルが変わったとしても、

本質的な品質を決定するのは畑であり、その畑の立地は基本的には変わらない

という考え方があり、総論としては有効となっている。
この考え方はボルドーにかかわらず、ブルゴーニュにもいえることである(ただしブルゴーニュにはテロワールという概念もあるが)。



【サンテミリオンの格付け】
もう一つ有名な格付けとしては1955年に始まった サンテミリオンの格付け だ。
これは プルミエ・グランクリュ・クラッセA プルミエ・グランクリュ・クラッセB グランクリュ・クラッセ の三段階で格付けされている。

この格付けは定期的な見直しがあるため、現状の品質を的確に反映している。しかし格付けされるためには一定以上の規模の畑を一箇所に所有していかなければいけない。それ故、サンテミリオンには格付けされていない小規模シャトーが素晴らしい品質のワインが多く見られる。



主な格付けは上の2つであるが、この他にも【クリュ・ブルジュワ】【グラーヴ】という格付けもある。




話は変わり、先日友人と話していて
「格付けシャトー(メドック格付け)のセカンドワインとファーストワインの違いは?」
という話になった。

実はファーストもセカンドも使われている葡萄の品種も割合とれた畑も 全 く 同 じ(異なるところもあるが)である。

例えば、ファーストの[2006]シャトー・ムートン・ロートシルト 85,500円
    セカンドの[2006]ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト 11,800円
と大きな差がある。

ではなぜ「ファースト」と「セカンド」であんなにも値段が違うのか。

畑でとれた葡萄にも良し悪しがあり、出来の悪い葡萄をいれてしまうと味わいが変わってしまうと考えられるものは出来るだけ取り除かれる。

数はかなり少ないが、出来の良い葡萄だけで作ったものがファーストワインとなる。
比較的葡萄の出来が落ちるが、生産量が多いものがセカンドワインとなる。

その結果、値段にも大きな差が出てくる。


同じ畑、葡萄、作り方をしているのにもかかわらず、何故かファーストワインは長熟である野庭が、セカンドワインは長熟しない。

先日メドック格付け3級の シャトー・ジスクール のセカンドワインである ル・オー・メドック・ド・ジスクール

天パの献立表

 を飲んだときにも感じた。

開栓してからの劣化が早く、3時間後には開栓したときのブラックベリーや鼻を通した後に感じたラベンダーのような香りがなくなってしまい、生臭さまで出てきてしまったように感じた。

ワインの生臭さというものは基本的に 未熟な葡萄の混入 と言われている(ボージョレーの安価なやつには顕著に見られるが)。

ル・オー・メドック・ド・ジスクールにも、おそらくそのようなものも混ざっていたのかもしれない。

しかしながら、格付けのワインのセカンドワインはファーストに比べて半額以下で買えるので気軽に飲むときはおすすめなワインであることは間違いない。










あーーー。無駄に長くなってしまった。


ボルドーの主に使用される葡萄品種は
赤であれば カベルネ・ソーヴィニヨン メルロー カベルネ・フラン の3つ。

特徴を書くとすれば、
カベルネ・ソーヴィニヨン(CS)は酸、タンニン共に堅牢でワインの骨格を作るのに適している、ボルドー左岸ではもっとも重要な品種になっていいる。

メルローはアルコールが高めでタンニンと酸がが柔らかく、フルーティな味わいをしている。おもにボルドー右岸で重要な品種になっている。

カベルネ・フラン(CF)はタンニン・酸共になめらかで、香りが華やか。上の2つの補佐的なポディション。


CS・メルロー・CF意外には、
プティ・ヴェルド(PV) マルベック カルムネール がある。

PVはタンニンがかなり強い。色も濃く、熟成させるとワインに骨格を作り出すことがある。CFと同様、補佐的な働きをしている。

マルベックはメルローにかなり近い印象がある。昔からある品種の一つ。

カルムネールはCSに似た堅牢な味わいとスパイシーな香りを持っている。

ボルドーワインの赤に関しては以上の6つの品種が主な葡萄となっている。





次回はボルドーの格付けについて話そうかと。



次回に引き続き ワイン についてお話したいと思います。






 






前回 「ボルドーワインは何種類かを混ぜて作る」と書きました。




(参照http://ameblo.jp/takumi0302/entry-10232588544.html)




 





ボルドーの葡萄品種は、いろいろな地域では単一種だけでワインになっていたりします。

例えばイタリア等の新世界ワインではメルローと書かれていたらメルロー100パーセントであるし




天パの献立表


ロワールでシノンと書かれていればカベルネ・フラン100パーセント。
サンセールと言えばソーヴィニオン・ブラン100パーセントとなっている。

ボルドーの品種はそれ単一でもバランスのとれたものであるため、このように作られる。



しかしなんでボルドーは混ぜるのか。(アッサンブラージュと呼ばれる)

それはボルドー地方の気候が関係している。

気候が不安定で、雨が多い地域での単一種だけの栽培はかなりのリスクになる。

そのため発芽や芽吹き、開花、収穫が異なっているものをアッサンブラージュすることで
リスクが分散されて毎年出来のいいものができるろになる。


また醸造所(シャトー)が保有している地域から基本的には1つ(最近は2つ作ることも)
の代表ワインを作る。

その保有地域では山の斜面になっていたりする。

斜面の上の方では砂利質土壌、斜面下部では粘土質となっている。
ここでも土壌に合った葡萄が植えられる。

前者ではカベルネ・ソーヴィニオン、後者にはメルローが植えられる。


この様なことがあり、ボルドーワインはアッサンブラージュし、複雑な味わいになる。


次回はボルドーで使われている葡萄の品種について書きたいと思います。