去年の4月、介護保険制度の改正が行われた。


介護現場からは「改悪」と評判である。


何が「改悪」なのか。


まず、一番大きいところとしては「予防訪問介護」の開始である。


「予防訪問介護」とは、簡単に言えば要介護状態になるのを予防する訪問介護である。


要介護状態になるのを予防する。いいことではないか、と、思うがこれにはかなりの矛盾がある。

まず第一に、今まで要介護状態だった人へのケアを180度転換させなければならないということ。


今まで掃除の代行や、調理の代行を行っていたサービスは一切禁止。

一緒に通院介助を行うことも出来ない。


本当に自立して生活している人にはもってこいのサービスなのだがそうでない人も多い。

実際、介護保険改正直後、認定調査において要支援の判定が出る人が異常なほど多かった。

しかし3ヶ月が過ぎたころからは逆に要介護の認定がおりる人が多くなったのだ。


この要支援に選ばれた人たちからのクレームが自治体にかなり押し寄せたそうだ。

今まで出来ていたサービスが出来な九なり、サービスを受けても受けなくてもお金を払わなければならないとはどういうことか、と。


そうそうひとつ言い忘れていたが、予防訪問介護は「月額定額制」である。W定額ライトではない。


週一回程度利用で12,340円(利用者負担は一割で1,234円)

週二回程度利用で24,680円(利用者負担は一割で2,468円)

週三回程度利用で4,0,100円(利用者負担は一割で4,010円)


制度で縛りが多くなり、使っても使わなくても料金は一緒。そりゃ利用者からは不満が出ますさ。


次回へ続く

ヘルパーを語る上で、ケアマネージャーは絶対に外せない要素になります。


そもそも、ケアマネージャーとはいったい何なのでしょうか?


読んで字のごとく、

「ケア」「マネジメント」する人を指します。


ではいったいケアマネージャーの仕事とはなんなのでしょうか?


まず、65歳以上の高齢者の方は第一号被保険者と言います。

介護保険を利用したい高齢者はまず市役所に介護認定の手続きをしにいきます。


依頼を受けた自治体は認定調査をしに自宅へお邪魔します。

そこで色々な質問・調査を行い、自立~要介護5までの認定をします。

介護区分は以下の通りです。


自立・・・・・・・・・介護の必要性がない、と判断

要支援1・2・・・介護の必要性とまではいかないが元気になるための支援が必要と判断

要介護1~5・・介護の必要性有り。1が軽く、介護の度数に応じ必要性があがる


自立の認定を受けた場合、介護保険は利用できません。


要支援の認定を受けた人は「地域包括支援センター」の職員の人と一緒にプランをたてます。


要介護の認定を受けた人は「居宅介護支援事業所」「在宅介護支援事業所」にいるケアマネージャーによって計画をたてます。ケアプランを作るのはケアマネージャーがほとんどですがご家族も作ることが出来ます。


そのケアプランとは、

利用者の希望をかなえるものではありません。


利用者に必要なサービスを提供するためのプランになります。

例)

希望:食事を作って欲しい。夫婦二入で生活していて夫の分はいつも私が作っていたが作れないので一緒にお願いしたい。


プラン:あくまで介護保険利用者一人分の食事作り


たとえ気持ちでは希望をかなえてあげたいものがあっても、あくまで利用は国の定めた介護保険なので規則に則ってプランを立てなければなりません。


介護保険の矛盾はこのあたりから出てきます。


今日はこの辺で。

訪問介護とは、一定の資格(※)以上を持ったものが介護認定を受けた要介護者のお宅へ訪問し介護を行うことをいいます。

一般的には利用者のお宅へ訪問する介護員を「ヘルパー」と呼ばれます。


ヘルパーがお伺いして介護を行うには色々と約束事があります。

ヘルパー家政婦の違いはこの約束事が一番大きな違いになります。


大きくくくって言ってしまえば、


ヘルパーは、

「介護保険に則って介護を行う」


家政婦は

「基本的には何でもあり」


に、なります。つまりヘルパーは介護保険上の介護しか行う事が出来ないのです。

ただし、その介護保険上の介護においては国の定める資格を取得したプロとしてお宅にお邪魔するのであり、中途半端は許されないものになります。


また、訪問介護を利用するに当たって、ヘルパーがお宅にお邪魔し、やってもらいたいことをしてもらうというものではありません。


利用者とヘルパー事業所の間には常に「ケアマネージャー」が存在し、ケアをマネジメントしています。


ケアマネージャーが作った計画以外のサービスは例え利用者が望んでいても行ってはいけないのです。


ケアマネージャーも利用者のために計画を作るのですが、介護保険には規制が多すぎます。


次回より、この矛盾について詳しく述べていきますが、

本日はここまで。


(※)

訪問介護員 1~3級

介護福祉士

ガイドヘルパー 等々