小学校6年生になった頃、父親が長い刑期を終えて帰って来ました。

何をしたのかは未だに謎ですが。


とりあえず数年ぶりに父に会えてとにかく嬉しかったです。


が、、、そんな気持ちも直ぐに消え去る出来事がありました。


当時私は、猫を飼って居たのですが、私が学校に行ってる間に猫を知り合いにあげてしまったのです。


それどころか、何故か家には猫の代わりに真っ白い小さい犬が居ました。


全く状況が把握出来ずに、父に聞いた所、猫は嫌いだから、犬の方が可愛いから、猫は父の知り合いの猫好きのおじさんにあげちゃって、咲良が寂しくならないように、代わりに犬を買って来た。と自慢気に言われました。


私は暫くフリーズして、いや犬も可愛いのは解るけど、あの猫は私が仔猫の時に拾ってきて、辛い時も寂しい時も側に居てくれて、唯一の私の親友だったのにって泣いて叫んで大暴れしました。


が、、、父には通用しなくて、結局猫は戻って来なくて、何故か強制的に犬の世話をさせられる羽目になりました。


それから数日後、またしてもショッキングな出来事が、、、


ある日学校から帰宅して、いつものようにご飯の支度をして、父の帰りを待っていると、知らない女の人と一緒に帰宅、その女の人の腕の中には黒くてモフモフした猫、私がフリーズしていると、父が1言、今日からお前達の母親になる人だ、お母さんと呼びなさい!!


それから、咲良今日からお前は、犬だけじゃなくて、猫のお世話もしなさい、この子はミオちゃんと言うからな!!

猫居なくて寂しがってからちょうどよかったなって満面の笑みで言われて、またフリーズ、、、


言いたいことが沢山あるのに、いきなり色々ありすぎて、完全に言葉を失ってしまいました。


今なら言える。


いや、猫嫌いだから知人にあげたのよね?娘の猫は知人にあげちゃったのに、自分の女の猫は受け入れるのか?!

っつうか今日からお前達の母親になる人だ、お母さんと呼びなさいって、無茶苦茶過ぎるだろ!!


馬鹿なのか?!親父お前は、馬鹿なのか?!

いやまぁ馬鹿だから、反社なんだよな、いやそれにしても、ありえないだろ!!


ハイそうですかって納得するわけないだろ!!クソ親父


ってまぁ今なら色々言葉が出てくるけど、当時の私の、頭では

は?!意味がわからない

しか出てこなかったわけで、っつうか、私が反対したところでどうにもならないのでとりあえず受入れて見ることに。


しかし、まさかここから継母からの虐待の日々が続くとは思っても見なかった。


ちなみに弟は、父が居ない間育ててくれた1番上の兄の事を自分の父親だと思っていたらしく、父親が帰って来て、お小遣いをもらったらしいのですが、このおじさん親切な人だなーって思ってて、まさか自分の実の父親だと思っていなかったらしいです(笑)


いやいや、知らない人からお金とかもらったらダメって言われてたよね?

父親だったから良かったけど、ほんとに知らないおじさんだったら危ないからね!!って言いました。


でもまぁ、そうね、お兄ちゃんが実の親だったら私も弟もあんな辛い思いしなくて済んでたと思うよ。


まぁ所詮タラレバだけどね、、、


お兄ちゃん今どこにいるのかねぇ、何処かで元気に生きていてくれるといいけど。


っと色々脱線してしまいスミマセン、次回継母が来てからの日々を綴って行こうと思います。