以前のブログでも、病気になってからの免許の更新や手続きについて少し触れさせていただきました。
https://ameblo.jp/taku7509/entry-12935986237.html
今回は、その纏めをいたします。
同じように病気を経て「もう一度運転を再開したい」と考えている方の参考になれば幸いです。
※地域・病院などにより様々だと思いますので、すべてが同じではないと思います。
参考程度に思ってください。
1. 運転免許再開(更新)までの全体的なロードマップ
病気を発症してから、再びハンドルを握れるようになるまでには、クリアしなければならないステップ(流れ)がしっかりと決まっています。入院して初めて知ったのですが、大まかには以下のような流れになります。
- 発症と入院 急性期病院を経て、回復期リハビリ病院へ
- 病院での検査・リハビリ 自動車運転に必要な身体機能や「高次脳機能」の検査、リハビリ、ドライブシミュレーターなどを行います。
- 診断書の作成 検査結果をもとに、医師に運転再開のための診断書を作成してもらいます。
- 運転免許センターでの臨時適性検査 診断書を持って免許センターへ行き、臨時適性検査を受けます。ここで自動車教習所を紹介されることもあります。
- 最終判定 適性検査の結果、無事に許可がおりたら運転再開となります。
※ちなみに、状態によっては「自主返納」という選択肢をされる方もいらっしゃいます。
2. 運転再開に向けて病院で行った具体的な検査
自動車の運転には、思っている以上に高度な脳の機能(高次脳機能)が必要です。脳のダメージによって、判断が遅れたり、標識を見落としたりする危険性がないかをチェックするため、以下のような様々な検査を行いました。
① 机上の検査(神経心理学検査)
まずは座学のような形で、認知機能や注意力を測る検査を受けました。具体的な検査名は割愛させていただきます。
- 注意機能検査:視野を広く持って注意を配れるか、集中力が続くかなどを調べます。
- 認知知的機能検査:記憶力や総合的な知能、判断力を確認します。
- 運転可能予測検査:まさに運転に適しているかを予測するための専門的な検査です。
② ドライブシミュレーターでの検査
机の上の検査だけでなく、実際にドライブシミュレーターを使って、模擬運転を行いました。 反応速度を測ったり、急な飛び出しに対応できるかのシミュレーションです。
高次脳機能に課題があると、以下のような症状が運転中に出やすくなるそうです。
- 道に迷う、ウインカーの操作を間違える
- 信号や標識、急な歩行者の飛び出しに気づきにくい
- ブレーキやハンドルの操作が遅れる、または誤る
- アクセルとブレーキの踏み間違い
- スピードを出しすぎたり、速度にムラが出たりする
- 車線をはみ出してしまう
シミュレーターをやったからといって100%免許が再獲得できるわけではありませんが、今の自分の課題を知るための素晴らしい「練習と評価のツール」だと感じています。
シミュレーターにより、上記の問題が一度でも現れたら『無理そう』と自分で気付けるし、病院のスタッフから運転を諦めるよう助言を貰えると思います。
以上が、私が入院していた病院の基本的な流れでした。
脳疾患の既往歴があるので、しっかり検査して客観的な診断を受けた方が安心だと思います。
しかし、私は病院では上記内容を一通りおこない、実際には警察署での面談と指定診断書により運転再開の許可が出ました。(免許センターにはいきませんでした)
