音楽朗読劇 READING HIGH 『ROAD to AVALON』

 

2024年5月11日(土)

東京ガーデンシアター

 

藤沢文翁が描く「アーサー王伝説」を観劇してきました

READING HIGHの魅力に虜にされてから、文翁先生が描く物語には足を運び実際に体験したいと思い東京ガーデンシアターに行ってきました

 

 

Story

岩に突き刺さった「エクスカリバー」この剣を抜いたものが次の王となる。

 

その刃は全てを薙ぎ払い、その鞘は主を不老不死とするもの。

少年はその剣を抜き、王となる運命を得た。

少年の名はアーサー 「過去の王にして 未来の王」と称されるアーサー王である。

その剣に認められし王は、多くの仲間を得た。円卓の騎士である。

円卓は上座もなく下座もない 座る騎士すべてがアーサー王の下、平等であった。

アーサー王はエクスカリバーを手に円卓の騎士たちと数多の戦いに勝利し伝説の人となった。しかし、異変はある日訪れた。アーサー王の髪に一本の白髪が生えた。

 

持つ者を不老不死とするエクスカリバーに認められし者に「老い」が訪れた。

そう・・・アーサー王はエクリカリバーに拒絶されていた。かつては体の一部のように動いていたエクスカリバー。今は触っただけで、全身に雷が走るような痛みに襲われる。

 

エクスカリバーに認められしアーサー王はただの人となってしまった。そうなれば、アーサー王の王国は崩壊し再び戦乱の時代へと逆戻りしてしまう。

 

これは、アーサー王伝説が終焉を迎える、ほんの少し前の物語である。

公式より

 

 

 

私が知っているアーサー王伝説はFGOの世界のみだから、文翁先生のアーサー王伝説はまた新鮮でした

ここでのアーサー王の物語は、「アーサー王伝説」が「終末」へと向かう物語だから、劇中うるっと涙腺が緩むシーンがいくつか...悲しい

 

 

突然だが、朗読劇って何?と良く言われることがあるが...なんて答えればいいのかいつもわからない。

ただ朗読しているのを聞くだけでしょ

と言われればそうかもしれないが、違うと。 ミュージカルや劇など表現する分野と同じく、1つの物語を魅してくれる。ただ違うとすれば言葉のみで表現するのが朗読劇なのだと(音楽朗読劇は...照明とか特効とか視覚での表現もあるけど)

 

 

もちろん声優さんたちの技量にかかっていることもあるが、朗読劇の最大の魅力は「自分だけの世界を見ることが出来ることだと思う」

体を使って表現する舞台とは違い、物語に登場する

キャラクター、建物、景色、雰囲気など

全てが人それぞれの世界があって、何1つ間違いがないのが朗読劇の魅力の1つだと考えてる。

 

 

少し脱線してしまったから戻ろうハイハイ

 

 

 

今回のREADING HIGHもまた音楽や特効などまるでライブにきたかのような演出に鳥肌が立った。 初めてREADING HIGHに行ったときは本当にびっくりした無気力

 

朗読劇って、照明や火薬、炎、水、スモークがあるの⁉︎と理解できなかった(笑)

今でも慣れないことがある(笑)

この特効演出があるからより物語に没入することが出来るから本当に演出に拘ってるなと体感する

 

皆が想像する朗読劇を遥かに超えて、朗読劇は座って聞くという固定概念をぶち壊してくれる(私の固定概念をぶち壊してくれた一人)

 

 

アーサー王物語って、華やかな栄光があるお話だと思っていたけど違った。

アーサー王とマーリンとの関係や、円卓の騎士それぞれとの関係など知らなかったことがまた知れた

 

 

個人的に1番印象にあるのは

最後のガレスがエクスカリバーを持ったシーンかなニコニコ 

会場全体が「ん⁉︎ あれ?」の雰囲気になった直後に笑いに包まれたのは印象に残ってる

 

また、モードレッドも辛い人生を歩んできたが最後に報われてよかった

 

1人ひとりの物語が面白くまた見たいため、円盤を買うか悩み中凝視

 

 

 

声優さんの演技も凄すぎて何回も鳥肌が立ったよ

 

    

Cast

ランスロット:中村悠一 モードレッド:杉田智和

ガヴェイン:安元洋貴 ガレス:梅原裕一郎

アーサー王:諏訪部順一 

アンブローズ・マーリン:大塚明夫

湖の乙女/幼少期のアーサー王:沢城みゆき

 

READING HIGHに出演する声優さんは毎回豪華でびっくりするよ

このプロの声優さんたちが声をつけたらどうなるんだろ?と毎回楽しみで仕方がない

 

実際に足を運んだら想像を遥かに超える演技で終始鳥肌が止まないよ

モードレッド役の杉田さんの衣装を使った演技がまたかっこよくて、より私の想像力が掻き立てられたりと本当に朗読劇は楽しい爆  笑

 

 

 

次回作も決定していることなので、次も楽しみで仕方がないです

こんなにも素敵な音楽朗読劇を魅してくれてありがとう