早いもので先週の事となりますが、自分メモ用に。

この時期の約1週間ほどの京都滞在は、いつも新たな出会いや発見を与えてくれます。感謝です!

今回は、米国ナッシュビルからのLogan Ledger(ローガン・レジャー)(レーガン・ロジャーではありません)と結成60周年のテネシー・ファイヴと共に、リハと3公演、滞りなくカントリー漬けの日々を送ることがでしました。

初日、サンフランシスコ生まれでニューヨークで学生生活して、現在ナッシュビルに在住の28歳の青年を空港で迎えました。写真でしか見たことがない情報をもとに、「あれちゃうか?」「んなあほな!」などあれこれ色々やり取りをしてたら・・・シュッとした好青年現る!

京都までの車の中、話好きで笑い上戸のローガンでホッとしました!めっちゃ尖ってる男やったら、どう削っていったら?と思っていました。

初めての日本、全てが新鮮らしく、常に挙動不審者全開でした。
ほぼ一日中ずっと一緒にいて、音楽オタクの20代若者と40代おっちゃん、空き時間に行く所といえばレコード屋です。あくまでもローガンのリクエストです。僕は引越しに備えて絶賛断捨離中で、家族から「決してレコードを増やさないように」と集中攻撃を浴びています・・。
お互いおもろいレコード掘るたびに「これ見て!」「こんなんある!」とあっという間に時が流れました。

しかしローガン、20代なのにめっちゃ音楽知ってます!って僕も若い頃おっちゃんにそんなん言われるの嫌でしたが・・・、所謂普通に知ってるであろうポピュラー音楽全般の話からマニアックな話まで、つっかかることなく盛り上がりました。カントリーだけでなくロックもジャズもブルーズも。少々のワールド・ミュージックも。

本題の演奏の話もせな!!・・・自分にとって故郷のようなテネシー・ファイヴの演奏に溶け込み、僕は有頂天。ローガンも王道カントリーを聴いてきたことがすぐ分かる歌い回しで、みんな納得の笑顔。カバー曲をやろうとふってみると出てくる出てくる!正に「I'm a Jukebox」(彼のオリジナル曲)です!

演奏した中では、Louvin Brothers から Byrds 経由で僕の大好きな「The Christian Life」がめっちゃ気持ち良かったです!彼も大好きな曲らしく、タクシーの中やらホテルのロビーやら楽屋やらでハーモニーを確認したおしました。時に Ira Louvin ぽく、時に Roger McGuinn ぽく。しつこくしつこく。誰か止めて~!というくらい。他に、Buck Owens と Don Rich のハモりも、ねっとりしつこくまとわり付くように・・・。

彼のオリジナル曲、ルーツに根ざした良い曲ばかりで、来年4月に発表されるデビュー・アルバム(勿論 T・ボーン・バーネットのプロデュース)が楽しみです!

僕も、テネ5の60周年を題材に作ったオリジナル「Sippin' at Kenny's」をテネ5に紛れ込んで演奏できて嬉しかったです!デモ音源では表現しきれなかったイメージも具体化できて(さすがテネ5!)、自分の中では最高の曲に仕上がりました。

とにかく、この素敵な1週間を可能にして下さる全ての皆様に感謝です!お世話になりました!ありがとうございました!

関東に戻って1週間。朝「よ~いドン」で人間国宝さんを満喫できない寂しさに包まれています・・・。

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♪「I ~ love the christian life~」

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♪「Sippi~n' at Kenny's~」~「At Kenny's!」♪

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Logan and The Tennessee Five

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師匠、永冨研二とテネシー・ファイヴに紛れ込んで


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好き嫌い無~し!