先日名古屋へ帰省して以来、よく懐かしく思い出している、亡くなったとても近しかった身内。
長崎県の平戸市出身の人だった。
根獅子の浜という、非常に美しいコバルトブルーの海の近くで幼少期を過ごしていたと知り、行きたくなってしまった。
なかなか行くには覚悟のいる場所だけれども。
九州の風土病とも言える病気で亡くなった身内。
もし九州出身じゃなかったとしたら、今でも生きていたのだろうか?
そんな風に考えてしまったことが何回あったことか。
そして同時に、もし私とその身内の性別が逆だったとしたら。
私もキャリアになっていた可能性もあったと聞かされた。
病気になったのがせめてお前じゃなくて良かったと言われた時。
とても複雑な気持ちになったのを思い出す。
そんなことないよ、もし逆だったら、私が助けてあげられたかもしれないじゃないと。
だってドナーの適合検査をした時に。
結局適合せずに、私からその身内に移植することはできないという結果だったんだけど。
もし病気になったのが逆に私だったとしたら、その身内は私に移植をすることができたのだと、医師に言われたから。
あれほど悔しいことはなかったね。
まあ仕方ないことなんだけれども。
なんて役立たずな私!とは思ったよね。
その意味でも、私が代わりに病気になれば良かったと母に言ったことがある。
そんなこと言うもんじゃないと、言われたっけ…。
命は大事にしないといけないね。
もしいつか本当に根獅子の浜に行けたなら。
花束を飾りたい気持ちだね。