マレーシアといえば杭州へ留学していた頃、クラスメイトでマレーシア出身の男の子がいた。
黒縁メガネの学者みたいな見た目で、恐らく性格も理論的というか、学者肌なんだろうなと、普段の授業中の彼の様子から思っていた。
オリラジの藤森さんに、ちょっと似ていたかもしれない。
二人で一緒に、学校から少し離れた、いかにも街の中華料理屋さん!ってお店で、ランチなんかもしていた。
その子はマレーシア育ちだけれど、両親は中国人。
華人とか華僑とか華裔とか、いろいろ言い方はあるけれど。
生物学的には中国人だけれども、あくまでも生まれ育ったのは別の国だから、両親の国ではあるかもしれないけれど、外国のように中国を新鮮に感じられているように見えた。
その子のように、両親は中国人だけど、自分自身が生まれ育ったのはあくまでも外国だという子が、非常に多かった。
特に中国系ヨーロッパ人の割合が多かった。
私が留学先で初めて仲良くなったのも、フランス出身の中国系フランス人の女の子だった。
彼らに共通して言えるのは、とにかく皆「中国に来ることができて嬉しくて楽しくて仕方がない!」と、よく言っていたこと。
もちろん彼らがやってきた第一目的は、言語習得だったと思う。
ちなみに会話については、ほぼ中国人ネイティブと同じなので(そりゃそうですが)、その点では到底彼らには敵いません。
ただ読み書きについてだけ言えば、本当に簡単な内容でも難しいと思っていた子も多かったようで。
逆に日本人なんかは、最初から漢字の知識というアドバンテージがあるので、クラス分けテストの読み書きではやたら高得点が取れてしまうので、実力以上のクラスに振り分けられてしまうのも、日本人あるある
クラスの定期テストでも、私ともう一人の日本人の女の子が読み書きの成績に関しては、1位と2位に常に位置してましたね笑。
そんな彼らが両親の国へやってきた目的は他にも、ルーツを知るためだったり、純粋に親しみを感じていたからだったり、就職のためだったり、様々だったと思う。
きっと自らの意思で志願してやってきたのだろうなと思ったのは、誰しもが非常にキラキラしていたとでも言うか、毎日充実していて仕方ないというオーラを出していたから。
本当に短期間であれ程沢山の国からやってきた人達と出会い、友達になり、いろいろな場所へ出かけて遊んだり、語り合ったり。
濃密な時間でしたね。
だからこそ…なんで微信のID管理、もっとしっかりしておかなかったかね〜自分??
本当にアンポンタンだよ
同窓会のお知らせとかきてたかもしれないよ??
行きたくて仕方ないでしょーに
素敵なクラスメイト達だったからこそ、惜しくて仕方がない…