今から5年程前、司法書士登録に踏み切ったきっかけの一つ。
主に仕事を通じて知り合った方達に、私に仕事を依頼したいから、是非司法書士登録を!とお願いされたこと。
相続に関する争いからの、遺産分割協議書作成、そして登記。
加えて当時はコロナ禍真っ只中で、失業者が増える等、経済的に困窮している方が非常に多かった。
諦めていた養育費の請求に絡む書類作成だったり、生活保護申請の同行だったり。
登記以外にも、様々な業務の相談を受けました。
パワハラに関する相談では、社労士さんや弁護士さんにも協力していただいたり。
身近な知り合いだけでも、こんなにもいろいろと悩みを抱えていて困っている方がいるのか!と、当時は驚いたものです。
しかし同時に少し不思議に思うこともありまして。
あえて知り合いの司法書士に依頼したいのは何故なんだろうか?と。
別にそれが悪いことだと言いたいのではなく、単純に素朴な疑問ですね。
もし自分が仕事を依頼するとしたら、知り合いの司法書士に頼むことは、余程の事情がない限り、ないと思います。
むしろ自分のことを全く知らない司法書士にお願いすると思います。
だって身内の遺産相続のこととか、養育費云々のこと等って、かなりプライベートな領域だと思うのです。
だからあんまり知られたくないって、ならないのかな?と。
もちろんそれでも依頼したいとおっしゃるのであれば、断る理由はありませんでしたけどね。
あえて自分を信頼して選びたいと思ってくださる、そのお気持ちもとても嬉しいものですし。
前職で仲の良かった元同期もそういえば、私が司法書士になったらお客様第一号になりたいと言っておりましたね…。
なかなか狙って司法書士事務所のお客様第一号になれるもんでもないですけどね
そんな滅多に登記申請する機会も通常はないでしょーし。
だけどもそれらの後押しがなかったら、開業してみようとは思わなかったかもしれません。
期待して待ってくださっていた全ての方へ、感謝申し上げます。