あのテレサ・テンさんにも多くの曲を提供していた、作曲家の劉家昌さんが12月2日に癌のため亡くなっていたとネットニュースで知り、驚きました。


テレサ・テンさんといえば、先日自宅最寄駅構内で見知らぬ女性がスマホ大音量で「別れの予感」を聴いていたのが聴こえてきて、懐かしく思っていたところでした。


「ワインカラーの記憶」とか「恋人たちの神話」といった幼い頃に母がCDで聴いていた数々の曲も、思い出と共に思い出していました。


日本人的には悲しい恋を歌う歌謡曲歌手テレサ・テンの印象が強いのですが。


中華圏では鄧麗君(デン・リージュン)の名前で、様々なジャンルの曲を歌われていました。


劉家昌さんが鄧麗君に提供した作品の中でも最高傑作と言われているアルバム「淡淡幽情」が発売されたのは1982年12月7日、丁度42年前の本日なんですね。


40分にも満たない全12曲のアルバムですが、宋詞も中国語も分からなくても聴き入ってしまうような、美しい音楽と歌声です。


そして劉家昌さんが鄧麗君へ提供した曲では「梅花」が特に好きですが、愛国心に溢れていて、日本人の私が聴いてもなんだか胸打たれます。


最近偉大な昭和のスターの訃報も多いような気がしますが、昭和は遠くになりにけり…なのでしょうか。


謹んでご冥福をお祈り申し上げます。