「……戦は」
「自らの手を汚してやるものだ。
おのれの身の丈で……
おのれの手が届くところで」

好きな台詞。

自分は正義だと信じこむのは楽なこと。
全てを正義のゆえにしてしまえる。

誰かにとっての正義は、誰かにとっての悪にもなりうるのに。

罪深さに向き合える謙虚さを。
そして、つぶされず歩んでいく強さを。



どうして地図をつけなかったんだろう。
それだけが本当に残念。


(生き物はみな、病の種を身に潜ませて生きている)
(それでも、そうして生きるしかない。かぼそい命の糸を切られてしまわぬように、懸命に糸をつなぎ直しながら)

希望ばかりを胸にいだけるわけではなくて。
時に虚無にとらわれそうになりながら。
それでもー
力づくでふみだす一歩は、きっと、いつか、どこかにつながっていくのだと。
命の糸を紡いでいく。
ただ、懸命に。