映画観ました。
岡田君の映画でさえしていなかった初動3日のうちに。
いえ、コロナ下は人込みをできるだけ避けていたものですから。
思ったより混んでいなくて(それもどうかという部分はあれど)快適に観ることができました。
実写化でどんなものができるかこわかったけれど、よかったです。
丁寧に原作に敬意をもってつくってくれたんだなぁ…とそこがうれしくて、冒頭アイヌの言葉からもう泣けました。
二〇三高地の映像は大変凄惨で…
日本兵の方が死者数は多かったんですね。
犠牲ありきの、屍を盾にする戦い方で観ていてつらかったです。
進撃の巨人で巨人への特攻がえがかれた際、こわい、ひどいと思いながら見ましたが、リアルに同じことが行われていたではないかと。
あの悲惨な映像から、傷をおってもたおれず向かってくる杉元がいかに脅威の存在であったか、あの死線をくぐり抜けた人たちの虚無感であったり、その戦いを踏まえて鶴見中尉が語る理想を、漫画以上にリアルにとらえることができました。
杉元…山﨑賢人さん
体を仕上げてのぞんでくれたんだなぁと。
もともとの顔立ちがやさしいので、きれたら何をするかわからない、上官をも殴りとばす杉元のイメージとは私としては異なりますが、アクション含めて主役をになう人なのだなと。
かっこよかったし、アシㇼパさんとのシーンが、身長差も含めとてもよかったです。あたたかみが感じられました。
アシㇼパ…山田杏奈さん
オーディションで選ばれたのこと。
推定12歳のアシㇼパさんなので、子役から選ばれるのか、他何人か女優さんのお名前もあがっていましたけど、いい女優さんを選んでくださったと感謝。
凛々しく透明感あるアシㇼパさん でした。
白石…矢本悠馬さん
原作絵からは離れたビジュアルながら、動きから台詞の間合いからとっても白石でした。
いるだけで画面が楽しくなる明るさがとてもよかった。
鶴見中尉…玉木宏さん
原作から抜け出たような…
狂気と色気。
あくの強い、いかにも漫画的なキャラクターですがよくぞという感じ。
部下が魅了されてしまうのにも説得力がありました。
土方歳三…舘ひろしさん
まずインタビューで土方を演じられることをとてもうれしそうに語っていらっしゃったことが印象的で。
殺陣含め動きがかっこよかったです。
物語の土方さんも非常にかっこいいキャラクターなので、存分に楽しんでラストまで演じていただきたい!
尾形…眞栄田郷敦さん
かっこいい…
表情の色っぽさと言い、尾形いたんだ…という気持ちになりました。
見せ場はこれからのキャラクターなので楽しみです。
月島…工藤阿須加さん
キャスティング発表当初より最も懸念されていたのはその身長。
月島は小柄なのに強いというところが特徴のキャラクターなので。
工藤さん、もともととてもさわやかな印象だったんですけど、無表情かつ冷静に命令に従う感じがとても月島でよかったです。
背の低いイケメンとはいえない人がキャスティングされるとばかり思っていたので驚きましたけど、やっぱり大好きなキャラクターをかっこいい人が演じてくれるのはうれしいなぁ。
キャスティングの決め手はなんでしたかときいてみたい。
どこまで実写化されるのかわかりませんが、月島の見せ場である対牛山戦は、体格で劣る月島が牛山とどう戦うかという点が見どころなのに、身長が同じくらいだと普通によい戦いになってしまいそうな…
あとやがて登場するであろう鯉登少尉より背が高いのではとか。
とはいえ、工藤さんご自身が月島に思い入れをもって演じてくださっていることがインタビューからもうかがえて、とてもうれしかったので、漫画とは違う大きくてかっこいい月島のこれからのあれこれが実写で見られるかと思うととても楽しみです。
もともと岡田君が理想だったのです、月島。
いえ、実際にキャスティングされるとは思っていませんでしたけど、体格と強さ的にベストかと(鼻のことはおいておいて)。
月島推しの人って、小さな体に思い入れがある人が多いと思うのですよね。
家族に恵まれなかったという設定だから、十分に食べさせてもらえなかったんだろうなぁ…とか、白米が好物というのが、軍隊に入ったらお腹いっぱい食べられたんだろうなぁ…とか。
そして、体格に恵まれないのに軍曹まで昇進して部下たちから慕われている様子に勝手に誇らしくなるという。
なので、180㎝月島を100%受け入れられるかと言われればやっぱりそうではないけれど、でも月島の雰囲気が感じられたのは確かなので。
これから出番は多くなるはずで楽しみにしています。
2月にここまで書いていて、結局その後2回、計3回映画を観まして…
同じ映画を複数回観にいったのは初めてです。
1回目はIMAX、2回目は4DX、3回目は応援上映で観ました。
4DXは席がガタガタ揺れたり、なぐられる衝撃なんかもあったりして、アトラクションのようで面白かったです。
応援上映も楽しくて。
ここにきてる人たちはみんなゴールデンカムイが大好きな人たちなんだと思うとそれだけでうれしいし。
歓声をあげて、推し色のペンライトを振って、最後はクレジットのスタッフの皆様に拍手もして。
3回それぞれ違った見方で楽しめて満足でした。
今後はWOWOWでドラマ展開。
そして映画(網走編)、(暴走列車編)で有終の美を飾る感じかと思っています(まだはっきりとは発表がない)。
あと何年もこの楽しみが続くだなんて幸せなことです。
最後まで今のクオリティーでつくりあげられることを願いつつ、円盤を買ったりWOWOWに加入したり、できる推し活をしていきます。