みなさん、こんにちは。ストーブリーグが始まってFA戦士の契約も佳境に入ってきました。うちは浅村、銀仁朗の流出という悲しい出来事ばかりに見舞われてますけど。はい、ということで今回は西武の補強について考えていこうと思います笑


先に言っておくと野手の補強はあまり必要ないと思ってます。銀仁朗、浅村が抜けましたが山野辺、川越、山田遥楓を始めとする楽しみな若手がたくさんいますので彼らを積極的に起用していってほしいですね。なので投手の補強中心に当ブログの考えを書かせて頂きます。


①外国人先発投手
まずは外国人投手の補強が早急に必要です。ただでさえ手薄な先発投手陣から菊池雄星がメジャー挑戦のため抜けるのでそこの穴を埋められるイニングイータータイプの先発がほしい。先日、ザックニールを獲得しましたが少し物足りない。ニールは典型的なゴロPですので二桁勝てると思いますし獲るべきタイプとしては間違ってはいないのですが球速が出ないのと奪三振率が高くない。支配力がないので1番手としては厳しい。もう少し支配力がある投手が欲しいです。加えて投げ方がトンキンのようにサイド気味なので角度がないのが心配です。トンキンもアメリカでは奪三振率が高かったのに日本ではバットに当てられてしまってますからね。活躍できるかも少し心配な部分もあります。このまま行けば多和田、榎田が1番手、2番手を担うと思われますが荷が重すぎるのかなぁと。防御率や他のスタッツを見てもあまり良い数字を残しているわけではないので来年も同じような成績を計算するのは少し危ないと思います。ですからなるべく今年同様2番手、3番手で投げさせてあげたい。となるとやはり球速もでて支配力も兼ね備えるマイコラスやメッセンジャー級の投手が今のライオンズには必要なのかなと思います。適任は誰か。
候補を二人ほど上げさせて頂きます。

1.ブライアンミッチェル
度々Twitterのほうで名前を上げさせていただいている選手。26歳と若いのも魅力。詳しいことはNPB外国人選手好きのtweetさんのツイートをご参照下さい。豊富な変化球を持ち、球速も出てスタッツもいい。まさに求めていた選手です。


2.トムコーラー
詳しいことは同じくNPB外国人好きさんのツイートを参照してください。タイプはブライアンミッチェルと同じ感じです。ただ、こちらのほうが31歳と年齢も少し上で故障明けという不安材料があります。ミッチェルが候補最上位ではありますがタイプ的にはニーズを満たしているので候補の1人として上げさせて頂きました。


以上が外国人投手です。

②外国人野手(レアード)
続いては外国人野手。やはりメヒアがキャンプや練習をチンタラこなしているのを見ると競争相手が欲しいです。5億円を無駄にしたいならいいですが浅村が抜けた以上そんなことは言ってられないですからね。メヒアの競争心を促して2014、2016年のような成績を残してくれればたとえ獲得した選手が期待外れに終わってもそれはそれでいいと思います。

とは言ったものの先日、ブランドンレアードが日ハムから自由契約となりました。これはスルーできません。
なんといっても毎年安定して30本前後を打てる長打力が魅力です。レアードを獲得できれば少なくとも浅村の32本のホームランは埋められると見ています。サードもセカンドも若手でというよりはサードに計算できる選手を置いてセカンドで山野辺、山田遥楓、金子一輝を競わせたほうがチームとしては良いのではないのでしょうか。日本一を目指さなければならないチームなのでね。育成ばかりはしてられないというのが自分の思うところではあります。守備力も良いのでそこで中村とも差別化できます。中村は地味にUZR等は優秀なのですがバント処理がね。現に山川とデブ二人を両サイドに配置しているというのを逆手に取られてCSではセーフティーバントを決められまくってますし。中村は状態がよければDH起用で。ただ、争奪戦になり値が張るようであれば早急に撤退すべきなのかなと。メヒアと同じくらいの費用が掛かるのであれば断念したほうがいいと思います。メヒアの半分くらいで雇えればベストですね。  

レアード以外だと二人のイスラエル戦士を推したいです。

①ボレインスタイン
28歳の右投げ左打ちの外野手。イスラエル代表では5番を努めていた。PCL(AAA)で2年連続20ホーマー以上を記録するなど長打力が魅力。2017年は長打率が5割を越えるなどその長打力は本物。ただ、三振が多くコンタクト能力がないのが欠点だが四球はそこそこ選べる。その風貌はどこかレディックを彷彿とさせる。

詳しい成績はこちら↓

②ブレイクガイレン
33歳右投げ左打ち。イスラエル代表では3番を努めていた。メジャーの独立リーグでプレーしており選球眼が素晴らしい。毎年多くの二塁打を打っており今年は28ホームランを放つなど長打力も兼ね備えている。ただ、AAAでも実績はほぼなく、独立リーグでのプレーがほとんどなのがネックか。打ち方がどことなくボウカーに似ている。

詳しい成績↓

二人とも外野手で金子を使うよりは得点力アップになると思うし、外崎がセカンドに回った場合ライトにいれることもできる。

③人的補償
残念なことにFAで浅村が楽天へ。銀仁朗がジャイアンツに移籍してしまいました。いやー、それにしても痛すぎる。とくに浅村。まぁ、でも二人とも人的補償が発生しますので候補を何人か。 

読売ジャイアンツの人的補償
どういった選手がプロテクトになるか分かりませんが楽天よりジャイアンツのほうが野手、投手共に質のいい若手が揃っています。
その中で若手投手4人をリストアップしました。

1池田駿
2戸根千明
3中川

3人に共通するのは左投手ということです。CSを見てて小川ともう1人左投手が欲しいと思いました。小川を早い段階で出してしまうと終盤に出せる左のリリーバーがいないので非常に苦しいなと。結局マーティンを左に当てて打たれてましたし。一方のソフトバンクはモイネロと嘉弥真の二人の左のリリーバーを抱えているため積極的な継投が可能だったと思います。野田がいますが四球が多い(与四球率5.27)のでコントロールがよく奪三振率もそこそこ高い彼らの中から獲るべきなのではないかと思います。ただ、2018年一軍で一度も投げていない戸根のコンディションが気になるところです。

池田駿(26歳)
一軍通算 
奪三振率 6.39
与四球率 3.48
K/BB 1.83

二軍通算
奪三振率10.22
与四球率1.82
K/BB 5.60

キャリアハイ(2017)
奪三振率 7.88
与四球率 3.58
K/BB 2.20

戸根千明(26歳)
一軍通算 
奪三振率 7.97
与四球率 4.15
K/BB 1.92

二軍通算 
奪三振率 9.59
与四球率 4.15
K/BB 2.31

キャリアハイ(2016)
奪三振率 8.68
与四球率 3.98
K/BB 2.17

中川皓太(24歳)
一軍通算
奪三振率 7.24
与四球率1.81
K/BB 4.00

二軍通算
奪三振率7.78
与四球率2.44
K/BB3.19

キャリアハイ(2018)
奪三振率7.41
与四球率1.91
K/BB3.88

谷岡竜平
左投手ではありませんが彼もいいものをもっています。揺れながら落ちる独特のフォークが武器の選手で奪三振率も高い。今年は球速も上がり力強い直球を投げるようになり、それをスポーツ報知に取り上げられるほどに成長しました。楽しみな選手でドラフトで獲得した森脇と競わせて7回を任せたい選手です。

一軍通算
奪三振率9.29
与四球率6.97
K/BB1.33

二軍通算
奪三振率8.58
与四球率2.52
K/BB3.41

二軍(2018)
奪三振率10.21
与四球率2.63
K/BB3.88

キャリアハイ(2018)
奪三振率 9.00
与四球率5.76
K/BB1.56


楽天の人的補償
ジャイアンツと比べて質はかなり低いですが1人だけ欲しい選手がいます。西口直人選手(22歳)です。その名前から溢れ出す西武ライオンズ感が良いですね笑 一軍での実績はほぼありませんが二軍ではかなり良いスタッツを記録していますので期待できます。ただ、楽天はかなり段階を踏んで大切に育てていますので育成途中で投手育成がけして上手くはないライオンズに来ることでその才能を潰してしまわないか心配な部分もあります。彼以外に欲しい選手もいないのも事実ですのでプロテクトされているようであれば金銭選手でいいでしょう。

二軍通算
奪三振率9.44
与四球率3.97
K/BB2.38

二軍(2018)
奪三振率9.00
与四球率2.83
K/BB3.18
防御率1.80


④トレード
いくつかトレードを敢行するのも手でしょう。
トレードの駒として考えているのはFAが近づいている武隈、増田、十亀。彼らならそこそこの大物は獲れるでしょうしうちの投手指導力よりも他球団のほうが復活の余地はあるのではないでしょうか。野手は呉念庭と金子一輝。二軍でかなり良い成績を残しているのにも関わらず一軍に呼ばれない、さらにはドラフトでタイプやポジションの被る選手が入ってきたことを考えると他球団に放出したほうがチャンスはもらえるでしょう。一軍でそこそこやっていけると思いますので彼らのためにもトレードを考えてあげるべきです。

欲しい選手
①日ハム 白村、田中豊樹
日本ハムの若手リリーバーである二人。力強い球を投げ込み高い奪三振率が見込める。白村はフォークを武器に過去に一軍で50試合登板したこもある。田中も良い球を投げる。似たようなタイプの石川直也が一軍で活躍しているので放出の可能性はあると思います。ジャイアンツからの人的補償で左投手を獲った場合はどちらかをトレードで獲得したい。一方の日ハムはセカンドが手薄なので金子一輝、呉念庭がぴったりではないだろうかと思います。

白村二軍通算成績
奪三振率 10.63
与四球率 3.49
K/BB 3.05

白村2015成績(キャリアハイ)
50試合登板 
奪三振率 10.30
与四球率 2.97
K/BB 3.47
防御率 2.03
 
田中豊樹二軍通算成績
奪三振率 9.00
与四球率 2.98
K/BB 3.02

②中日 又吉、福谷
シーズン途中に小川を獲得した中日にも獲得したい選手がいる。まずは又吉克樹。最近まで中継ぎとして活躍していましたが2018年は思うようにいきませんでした。その原因のひとつとして昨年シーズン(2017年シーズン)途中に行った先発転向が上げられるのではないかと個人的に思っています。 森繁元監督も先発にして彼の良さであった打者に向かっていく姿を失わせてしまったとインタビューで語っていました。
細かいデータを見ると
それまで高い水準で記録していた奪三振率が2017年を境に急激に下がり、2018年も結局上がりませんでした。
(2014年から11.51→10.20→9.05→6.38→6.10
と下がり続けています)

しかし、ゴロ率は高い水準でキープしておりむしろ打たせて取るタイプに完全に変更し先発としてやったほうがいいのではないかと思うのです。少なくとも十亀よりはやると思います。十亀をトレード要員にして放出しリリーバーを獲得し、十亀の代わりの先発として獲得なんて面白いと思います。
福谷はフォークと力強い球で奪三振率が高い前述した白村や田中と似ているタイプです。日ハムに断られた場合のプランBとしてですね。
怪我をしていましたが今年一軍に復帰して力強い球を投げられていたので問題はないと思います。

福谷2018年成績
奪三振率 9.33
与四球率2.33
K/BB 4.00

又吉2018年成績
奪三振率 6.10 
与四球率 3.70
K/BB 1.65

③阪神 岩崎
こちらはジャイアンツの人的補償で谷岡を獲得した場合に左のパワーリリーフとして獲得を検討してほしい選手です。若く奪三振率が高く、いいストレートを投げます。モイネロに近い使い方をしたいです。十亀で獲れれば最高です。もし阪神が西の獲得に失敗した場合のプランBの先発として押し付けてやりましょう。松田と違うリーグになるので十亀自身にとってもいいのではないでしょうか。

2018年(一軍)
奪三振率10.16
与四球率3.63
K/BB 2.82

2017年(一軍)
奪三振率11.05
与四球率3.39
K/BB3.26

⑤戦力外選手 
ソフトバンクを戦力外になった五十嵐投手が欲しいです。現状のライオンズリリーフ陣にはいないブルペンのリーダー的存在になってほしいです。ソフトバンク時代、ナックルカーブをソフトバンク投手陣に教え、投球の幅を増やすといった過去もありますのでいい影響を与えてくれることは間違えないでしょう。2013年、楽天が日本一になったときブルペンを引っ張っていたのはベテランの小山と斎藤隆でした。そういった役割を果たしてほしいです。ベイスターズを戦力外になった須田もできれば欲しいですね。彼の打者に向かっていく姿はこちらもライオンズリリーフ陣にはないものですからね。きっといい影響を与えてくれるはずです。ヤクルトの近藤のようになってくれれば最高です。左投手だとオリックスを戦力外になった大山が欲しいです。2017奪三振率10.38を越えるなど変則フォームから高い奪三振率を記録できるのは魅力的です。ただ、トライアウトを直前で辞退するなどコンディションが思わしくないのがネックですね。
獲得が噂されているリャオに関しては獲っていいと思います。
二軍通算9.55という高い奪三振率は魅力的です。楽天のソンチャーホンみたいになってくれれば。シーズン終盤に出てきて結果を残してCSでジョーカーになってくれれば最高です。

⑥おまけ
金子千尋を獲得すべきだという意見を度々Twitterで見受けますが自分はどうなのかなと思います。戦力になるとは思いますが若月と絶望的に相性が合わず、試合中にブチギレてるのを見ると森くんや岡田が彼を巧みにリードできるとは思えません。伊藤光のいるベイスターズへの移籍が規定路線ではないかと思います。

まとめ
オフシーズンの補強についてまとめると左右バランスを気にしつつリリーフを強化し、リリーフ以外で足りないポジションや役割には若手と外国人を入れるというのが基本的な補強ではないでしょうか。主力が何人か抜けましたが来年も日本一を狙えるチームだと思うのでしっかりと補強をしてほしいです。