焼かれろ!かいてんやきくん
作詞 松任谷昌宏
1.
まいにち まいにち 鉄の板の上
白い生地を 流し込まれて
たっぷり あんこを のせられたあと
丸いふたして 閉じ込められる
こんがり 焼き色が ついたなら
ぼくは 立派な 回転焼きさ
おじさん 焼き印 じゅわっと押して
紙の袋に 詰め込まれたよ
2.
袋の なかから はみ出すにおい
誰かが ぼくを 待ちわびている
カスタードの あいつは 隣の席で
「甘い夢が見れる」と 笑ってる
だけど ぼくらは 知っているんだ
いつか お腹に 入る運命(さだめ)
冷めて しまうその 前に
誰かの 心を 温めたい
3.
「今川焼き」とか 「御座候」
「大判焼き」とも 呼ばれるけれど
丸い体に つまった 想い
あずきの粒に 込めて焼くのさ
ああ ひとくち 食べられたなら
甘い幸せ 広がるけれど
ぼくは 最後に つぶやいた
「次は 白あんに 生まれたい……」
