レビュー32 | Looking Back , Moving Forward

Looking Back , Moving Forward

前に進むために振り返ります。冷静に情熱的に。日常のこと、旅行記、競馬、映画、ドラマ、レビューなど欲張って書いてます。

京都穴bar (らくたび文庫 No. 10)/コトコト
¥500
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★★★☆

実はBAR好きでありながらあまり京都のBARを知らない。
近いからこそ行かないというのと敷居が高そうというイメージが足を止めている。

そんな自分にはちょうど良い。
あくまでライトに紹介されているので知りすぎるでもなく、でも不要な不安を取り除いてくれる。

掲載されていた中で唯一行ったことのあったのがミックというBAR。
かなり年老いたおじいさんがやっているのだが、店内はまるでワンダーランド。
昭和のおもちゃに目を奪われ、カクテルには豪快に花火が打ち上がっており衝撃を受けた。
残念ながら2年ほど前にそのマスターが亡くなられたとのこと、今では伝説と化している。

京都の夜カフェ (らくたび文庫)/コトコト
¥700
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★★★☆

冒頭で紹介したらくたび文庫の京都シリーズ。

BARよりいくらかハードルが下がるのが夜カフェ。

憧れが強まる一方で実際に夜カフェ経験はあまりない。


読書、アート、音などジャンル分けされて紹介されているのも面白い。

実際にこれを見て足を運んだ店は大当たりだったので他の掲載店も期待大。


オール1の落ちこぼれ、教師になる (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥500
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★★

タイトル通り、オール1だった落ちこぼれが教師になるまでの道のりを記した自伝。
すごく読みやすく、一人の人生を軌跡を辿っていくのでぐんぐん読み進めることができる。

もちろん著者の宮本さんの人生の歩み方はすごく波瀾万丈、簡単に真似ることはできないのだが、本の評価してはイマイチな星2つ。
特に中盤以降は中途半端に勉強方法などが紹介されており、仮に現在落ちこぼれ(あくまで成績的に)で教師を目指す人にとっては理解不能な箇所であるし、ある程度の受験を経験してきた人にとっては何てことない箇所でもある。個人的にはそういう箇所は思い切って端折って彼の人生、生徒とのやりとり等を読みたいと思った。

とはいえ、本書からこぼれ落ちんばかりの根性というか底辺から這い上がるエナジーは多くの人が受け取ることができだろう良書であることに変わりはない。


まな板の上の鯉、正論を吐く (新書y)/洋泉社
¥777
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★★★☆


ホリエモンが2010年に出した著書。

まな板の上の鯉=最高裁の判決を待つ自分

このような比喩表現、そしてこのような状況下で本を出版するパワフルさはいかにも堀江さんらしい。

堀江ファンとしては遅まきながらもぜひ読んでおきたい一冊と思い手にとった。


彼の文章はいつもロジックがしっかりしているので、一見奇抜なことを言っているようで実はものすごく現実的。いわゆる反論できない主義主張の宝庫。


政治・ビジネスからプライベートな話題までQ&A形式で108の質問に答えている。

彼の考えの根幹に触れつつ、現代的なテーマを具体的にどう考えるかが述べられており、実に有益な内容。

アンチ堀江の人は少なくないかもしれないが、そういう人にこそ読んでほしい。そして彼の主張にどう反論するかを考えてほしい。

それが十分に、─たとえばディベートの場で周囲の人を納得させられるほどの─意見が浮かぶのであれば恐らく企業家として、はたまた政治家として大成する土壌は備わっているのではないか。


この本が2010年に出版されたことを踏まえて2013年の現在の様々な世相を見ると堀江さんの未来を読む力がいかに優れているかがわかる。


少し紹介が長くなりすぎたので最後に108のメッセージの中で特に印象深いと思ったのは5項目のタイトルのみ紹介して終わりとします。


14・・・雑誌、新聞などの紙媒体メディアの未来

37・・・政府機関のスリム化についての提言

50・・・家制度の問題点

52・・・選挙改革に必要な策

100・・・諸行無常について


MIX 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)/小学館
¥480
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★★★★

タッチ、H2を青春時代に読んだ人ならば読みたくならないわけがないあだち充の新作野球漫画。
上杉兄弟の伝説から26年後の明青学園を描いた物語。

もちろんタッチとH2を経験している人にとっては新鮮味は少ないだろう。
しかし、自分を含め多くのあだち充ファンが望んでいるのはいわゆるタッチ的な物語であり、絵であり、セリフではないのだろうか。

評価には諸説あるものの、個人的にはあまり深く考えずタッチの27巻が出たのだと喜んでいる。


銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)/小学館
¥価格不明
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★★★★

命や食に関する色々な大切なモノが見えにくい時代だからこそこういう漫画が必要だと思う。
そういう意味で書かれていることは普遍的であるが、今この時代に世に放たれるべくして放たれた漫画だろう。
生きる意味や夢などについて子供から大人まで楽しみながら考えさせられる。
こういう物語が漫画になり、そして世に迎合されていることが素直に嬉しい。


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