休日の昼下がり、元気な声が聞こえてくる。
神輿を引く小さい子どもたちを窓越しに見ると、あー随分自分も歳をとったなと実感する。
少し前までは神輿を仕切っている(と言ってもだんじりのようにイカついものではない笑)パワフルなおばちゃんたちから、「お兄ちゃんも一緒にどうや!?」と誘われていたのだが、いつを境にか声がかからなくなった。
情に厚い近所のおばちゃんとて、世間同様に一度見限られたら最後、冷たいものである。
(声がかかっていた中学の頃は結局一度も行かず仕舞いだったので何を言うかと怒られそうだが)
とにかく僕は歳をとった。いよいよこの夏で26歳か。
18から22、22から26。この4年ごとの飛び跳ね具合がものすごい。
そんな僕もバカみたいに歳を食っているわけではない。実は4月から密かに昇職していたのだ。
一応、作業をする職から判定する職にランクアップしたらしい。
作業から判定とはまるで立場が違うように聞こえるが、実際はそんなに大した差はなかったので拍子抜けしている。
給料も微々たる額だが、それでも年間換算するとシメシメと思う程度には上がった。
なんとバカを絵に描いた昇職になってしまった。見事な模写。
そんな腑抜けた僕に神輿から天誅が下った。謎の腹痛に襲われている。
金曜あたりから病院に駆け込むほどではないが、何食わぬ顔して日常生活を送るのは辛い。
例えるなら、37.4度ぐらいの発熱症状のような感じである。
タイの屋台対策に購入した正露丸をまさか早々に日本で服用することになるとは想定外だ。
しかし母に、それは胃腸に効くだけで腹には効かないと残酷な天使のテーゼを告げられ、ただただ正露丸の臭さだけが体内に残る結果となった。
腹痛はゆっくりと長く続いている。
一節には風邪、一節にはタイで何かもらってきた、一節にはストレス。
全て否定できないのが虚しいところだ。
わっしょい、わっしょい。
子どもたちの姿はもう見えない。
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