仕事を終えた僕はすぐさまに帰路を急ぐ。
しかし雷の影響で徐行を繰り返す不安定な電車が浮き足立ちを抑えてくる。
帰宅後、ドタバタと荷造りをそこそこに、飯を食らい京都駅へ。
さあ、離島一人旅(ノープラン)が始まろうとしている。
そう言えば行きから帰りまで一人の旅行というのは初めてかもしない。
いや、もしかして旅先で運命の女性と巡り会い、帰りは二人かもしれないぞ。
みたいな妄想も一人旅の専売特許。
ともかく、やはり冷静に考えてみても真の一人旅はお初となるわけで。
(大学4回の時に東京一人旅をしたが、あれはあくまで就活の一環であり云々・・・)
そんなグルグルとした思考や妄想が、いつもの「旅行」とは違う「旅」の始まりを連想させてくれる。
不安とワクワク。まさにその言葉をここで使わせて下さいとどこかへ訴えたい。
そうこうしてる内に夜行バスがやってきた。
フットレストに感動する街の猿は眠りに就き、知らぬ間に街を去っていく。
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