和・洋彫り

大田 彫佳（OOTA HORI.K）です。


今回は 和彫り 洋彫り について軽く語りたいと思います。

よく 和彫りですか？洋彫りですか？と聞かれますが彫り方は変わりません。
勿論 元々は双方に無かった技術も在ったのでしょうが今は双方全ての技術を駆使し 彫って要るのではないでしょうか。

では 違いは何か？私なりの解釈を少し説明させて頂きます。




上の写真は　一般的には和彫りの２重彫りで亀の甲 だと思いますが　船火児 張横　と言う中国の水滸伝の人物がモデルなのですが　化粧彫り　が日本の桜で合っているのか？などいろいろ疑問も残ります・・
伝統的な真の和彫りとは　物語の背景（額）や季節など全て正しく彫ったモノなのではないでしょうか！？
ですが 関東彫り も今では着物から ひかえ も出てるの方が一般的ですし 細かく気にしないでも良い様にも思います．．．




上の写真は　一般的には洋彫り（tattoo）なのでしょうが彫り方は同じです。
tattooの言語は　祈祷する人　と言う意味を持っています。祈祷とは関係ない図柄ですよね・・
ですが 皆 理由は様々ですが 大なり小なり 願掛けや想い があって彫っているのではないでしょうか！？


つまり 和彫り・洋彫り・TATTOO・紋々・刺青・彫り物・文身 などなど呼び方は様々で全てに意味 違い は有れど 細かく気にして 入れてもいないのに『和彫りはヤクザっぽい』『tattooでしょ』など他人の刺青にアヤつける奴はクタバレ　あっ　元い 冬に足の小指をぶつければ良いと思います！

※全て個人的な見解です。

私は彫師なのでこだわらなければいけないのでしょうし　地味に勉強して行こうと思っています！


追伸　孤独とは恐ろしいモノですね・・・