いつも読んで頂き、ありがとうございます。

「ベニコウジ」がたいへんな事になっています。

3月27日朝現在、因果関係は確定していないものの、死者２名、入院106名の報告。

被害を受けられた方には心よりお見舞い申し上げます。

紅麹とは違いますが、米こうじを購入して味噌を作っている者として、思った事を書きます。専門家の考察ではありませんので、科学的な正しさを保証するものではありません。

私たちの暮らしは、醤油、酒、味噌、みりん、こうじ菌と呼ばれる「カビ」無しには成り立ちません。

日本の糀菌は、青カビと言われる物と、とても似ていて、何故青カビの毒を発生しないのか西洋の科学者から不思議がられて来たのです。

それは長い年月をかけて、糀菌を「飼い慣らして」来たから。毒を産生しない種を先人が選んで来てくれたのです。

今回の紅麹菌も毒性の無い株だったそうですが、菌にはまだまだわからない事がある中、付き合いの短い「紅麹菌」の良いところ「だけ」を取ろうとした経済主義に警鐘を鳴らす出来事だったのでは無いでしょうか。

毎日のお味噌汁で元気に。

明日にも咲きそうなつぼみ。

世の中に絶えてさくらのなかりせば、春の心はのどけからまし在原業平

お茶の輪、着物の輪が拡がっていきますように。

2024年3月27日のつれづれ、紅麹に思う事。