ハロウィンUSJ最終章

夜になるといよいよハロウィンUSJの目玉企画がやってきた。

そう、「ゾンビ」だ。
ほんとはこんなにいない

夜になるとどこからともなくグロテスクなゾンビがわらわら湧き出て観客を恐怖に叩き込む。

まさに映画の世界に入り込んだような、他のテーマパークには真似できないすんばらしいイベントなのだ。僕が参加するのは今回で3回目である。

今年はまた新しい試みがなされていた。
その名も「ゾンビエリア」。ゾンビは毎年USJのほぼ全域に登場する。それが今年は一味変わって、エリアごとにコンセプトの違うゾンビを出すというべらぼうに面白そうな企画なのだ。

決まりだ!これは全部をこの目に収めなければならない!!

これはゾンビをコンプリートするために夜のUSJを駆け抜けた1人の漢の備忘録である。


その1:ピエロゾンビ
発生地:おさるのジョージ前
サーカス中にゾンビになったピエロたちが観客を楽しませるためにショーをし続けるエリア。

ゾンビというよりただのピエロじゃないかと思わなくもないが死んでもなおサービス精神に溢れるその姿は涙ぐましいものがある。生前の行動を忘れない悲哀もゾンビの面白いところなのだ。

多分こいつが団長。紳士的だしシルクハットをかぶっているグレイテストなやつだ。でも時々プースカと音を立てて脅かしてくるので油断ならない。

「おさるのジョージ」の前でゾンビチンパンジーを抱いている度胸のあるやつ。食われかけてるんじゃないか。大丈夫か。
普通のピエロかと思ったら本当にいっっっっしゅんでベビーカー姿に変貌するやつ。度肝を抜かれた。

おなじみ竹馬に乗ってるやつ。近くで見ると迫力があって怖い。このピエロのおかげでどこにピエロがいるかすぐに分かる。便利。

「おさるのジョージ」の真ん前でゴリラショーをやる命知らずなやつ。ジョージ兄さんを怒らせたらやばいって。ゲストにゴリラを撫でさせようとするけど撫でようとするとゴリラがガチぎれするので撫でれない。ゴリラ修行が足りない。

他にもびっくり箱からピエロ首を出すピエロもいたけど良い写真がないので割愛。なんとなくだけどピエロのデザインが『キラークラウン』のピエロに似てて非常に好み。だからこのエリアには一番長くいた。ピエロホラーっていいよね。

お気づきだとは思うが人混みと実力の無さで写真が激烈に見辛い。竹馬のやつなんかブレブレすぎて冷や汗が出る。本当にごめんなさい。さあ次々。


その2:海賊ゾンビ
発生地:ターミネーターとスパイダーマンの辺り

去年のハロウィンで雨の日にだけ現れた海賊ゾンビ。去年はあいにくの晴れ男を発揮してしまったので会えなかったのだけど今年は会えて嬉しい。



わ。分かりづれえ...だって正面から撮ると襲ってくるから怖いんですもの。気になる人は各自ツイッターとかで見るように。割と普通の海賊だったからふ〜んって感じで通り過ぎるところだった。
こいつが現れたのである。

!?

なんだこれは。妙にキャラクター性の強い巨体が建物から現れたぞ。僕はバカなので正面から写真を撮らなかったがその姿は目に捉えてる。ここは渾身の再現イラストで表現しよう。

チャーミングポイントは腹からはみ出た腸と右手に食らいついたサメだ。この姿は僕のハートをがっちりキャッチ。やるじゃないかパイレーツエリア。満足感を胸にパイレーツエリアを後にした僕はチャイナタウンへ向かった。



トキシックゾンビ
発生地:バックドラフトの前

「向かった」って書いたくせに明らかに時間帯の早い写真じゃねーか、と思う人もいるかもしれないがこれはゾンビタイムが始まる前に設置されてるのを撮ったのである。嘘はついてない。嘘はついてない。

いかにもケミカルな雰囲気の通り、ここのゾンビは白衣を着てゴーグルをつけた緑パンツピポサル みたいな科学者。このゾンビ地獄の元凶らしい。ちょうど近くに「デッドマンズフォレスト2」があるのでそこから漏れたのかもしれない。ロクでもない奴らだ。
こんなやつらがいっぱい。明らかに怪しい蛍光の液体を三角フラスコに入れて振り回してたり、明らかに怪しい液体を除草剤みたいに散布する迷惑なやつもいた。一番濡れやすいエリアだったと思う。

呪われたのび太みたいなやつもいたがこれは去年もいた「ファットボーイ」(みたいな名前)だ。黄色いレインコートを着てるからまだ子供であることがわかる。かわいそうに。しかしそこら中にゲロを振りまくクソガキなので無慈悲に退散することにしよう。次はジュラシックパークへ。




写真の載せられる限界(15枚)が来たのでまた次回。