ニュースとかで動物園から逃げた猿を警察みたいな人が網持って追いかけ回す映像を見たことがあるでしょうか。

いい画像が見つからなかった


これをよりハードに、よりダイナミックに昇華させたとんでもないゲームがあるのです。


それがこれ




サルゲッチュ。

ゲームは知らなくてもこの目が死んでる猿は知っている、という人も多いのでは。

少なくとも猿には見えない。


この目が死んでる猿は『ピポサル』といって、
頭が良くなるヘルメット『ピポヘル』(peak point helmet)を被っちゃったことでかなり頭が良くなった猿。具体的な例を挙げると月面に基地とか作れるレベル。やりすぎだ。

で、こいつら事あるごとに地球征服しようとするから、1匹残らず捕まえてピポヘルを回収し、平和を取り戻すぞ。というのがほぼ毎回のストーリー。

このサルゲッチュシリーズが子供の頃はちゃめちゃに大好きで時間を忘れてハマりまくっていた。親から『猿の国へ行ってしまえ』と訳の分からない罵倒を受けたほどだ。

ということで僕がプレイした『サルゲッチュ』本編シリーズを一作ずつ語っていくことにします。発売順に。

全ての始まり
サルゲッチュ

愛すべき猿ゲーの原点。

うっかりピポヘルを被っちゃった動物園の人気子猿が凶暴化。『スペクター』を名乗るその猿はあらゆる猿に量産したピポヘルを被せて一大勢力を築き、人類への反逆を開始した。

スペクターは発明家のハカセの研究所にあるタイムマシンを起動し、ピポサルを過去の世界に転送してしまう。サルが歴史を塗り替えて世界を征服する前に全ての猿をゲッチュしてね!

という物語である。パッケージの印象よりもだいぶ深刻な物語でビックリした。
 
ゲームのルールは至極単純で『サルを』『アミで』『ゲッチュする』。簡単でしょう?



そもそもゲッチュとはなんぞや、というとこだけど別に『get you』とサルを誘惑しているわけではない。

ただ逃げるサルを捕まえると主人公が『ゲッチュ!』と叫ぶもんだから『ゲッチュ』と呼ぶしかないのだ。そういうゲームなのよ。

サルもただ突っ立ってるわけではなくちゃんと走って逃げるし、引っ掻いて反撃してくるし、謎解きをしないと捕まえられなかったりする。

そんなときに役立つのがひみつ道具『ガチャメカ』。サルをゲッチュする『ゲットアミ』から様々な武器へ切り替えることができるのだ。
暴れるサルは容赦なく『メカボー』でぶん殴って転ばせれば良し。  


高いところにいるサルは高く飛べる『トビトンボ』を使えば良し。


多くのガチャメカを駆使して逃げるサルとの勝負に打ち勝ち、見事『ゲッチュ!』の声を聞けた時の快感は正に脳汁の宝石箱。このシステムがあまりにも完成されすぎているから続編の『2』、『3』はあまり大きな変化は施されていない。それほど面白いのですよ『サルゲッチュ』は。

あとラスボスのスペクターのキャラが良い。
サルを使役するだけでなく超能力を使えたり、人を洗脳したり、『ゴリアックアーマー』という名前の割に中々にかっこいいロボを乗りこなしたりと単騎で充分に強い。

何より最終決戦前のあのセリフ。
力を持ってしまったが故に無くしてしまったものを憂いているような、そんな複雑な思いが一言で表現されているのだ。

スペクターいいよスペクター。改心して次回作ではとてもいい味方に...






ならなかった。


全ては人間が生み出した悲劇
ピポヘルじゃなくてパンツだよ!!

という物語。一作目と比べてだいぶ雰囲気はゆるい。難易度も優しめになっている。

これは僕にとって最初にプレイしたサルゲッチュシリーズであり、大変に思い出深い作品だ。幼稚園の頃それはそれは何周も何周も楽しませてもらいました。

前作と比べて大きなシステム変更はないけれど、ハードがPS2になったことで画質が大幅にバージョンアップしている。そしてステージの広大さが尋常ではない。

だからアイディアはそのままにステージを移動する楽しさがボリュームアップしているのだ。
小細工のない面白さ。そりゃ何周やっても飽きないってもんよ。

そういえばこのゲームが発売されてた頃、おはスタで『レッチュゲッチュサルゲッチュ』というショートアニメが放送されていたから特に有名なシリーズなんだろうな。
エレベーターで屁をこく回

あと最後に、サルゲッチュ2 のテーマ曲『やっぱりサルゲッチュ』は至極の名曲なので、あいちゅーんずとかでダウンロードして是非聞いてください。サル中毒になること間違いなし。

嘘だろ、アメブロって15枚しか画像のっけらんないのか。ポプ子とか絶対いらなかったな。
ウッキーファイブの詳細は省くか。



3は次に回します。