寒くなってきましたね。
皆様おかわりございませんか?
実は私アルバイトしてました。
今年の始めころ、タイ料理の教室(2012年時点ではまだでてきませんが、今私はタイ料理の教室もしているのです)のあと、生徒さんとパリに行きたいというはなしをしていたのですが、お金をどこからひきだしてこうかしら?母にたのもうかなー、なんていってる私に彼女が「先生、資金は自分で稼ぐものです」と。
そして、わたしに近所のショッピングセンターでアルバイトをすることを勧めたのでした。
頃はちょうど節分前「先生、巻きずし巻けます!って言ったら即採用ですよ」って。
はい、採用になりました。中華惣菜で。
節分前日と当日は確かに巻き寿司まきましたが、そのあと人手が少ない中華に回されたのでした。
そしてそのままかれこれ10ヶ月週に4日のアルバイト人生、更に、お盆にまたまたその生徒さんから「先生、タイ料理作る人がたりないんですー」とのおさそいで、夜だけですが、新しくできたフードホールでタイ料理を作ることになり・・・。この夏以降、毎日ではありませんが朝晩のダブルワーク状態になってます。
学生時代にたいしたアルバイトもしてなかったのに、今になってこのアルバイト人生は何?
初めてインド料理のパートに出たときも大人になってこんな風に怒られることもあるのね、とおどろいたりしましたが、お総菜のパートにでて、初めてお総菜とはこのように作られるものなのだと知り、また、私はスーパーのお総菜を買うことは滅多になかったので、世の中の人はこんなにお総菜を買うのかと驚いたり、また、一般の料理とは違うお惣菜ならではのセオリー、盛り付け、見せ方の違い、コスト意識・・・、そして何より、働くということの意味など諸々考えることは多かったです。
シモーヌベイユの工場日記なんて思い出したりして。
そして、初めての、作る側としてのレストラン!
大手の会社が運営するフードコートなのでしっかりしたマニュアル、その通りに作ればそれなりに作れるように工夫されたレシピ、と、勉強になることはたくさんありました。
ある飲食関係の先生に「僕はお教室は仕事とは認めないの」と言われたことがありましたが、確かに、レストランの厨房は食の最前線、そこにお客さんがいる、お金を払って食べてもらうという、待ったなしの世界です。
show must go on.
できませんでした、とは言えない仕事です。
料理教室が仕事ではない、とは思いませんが、ある意味おままごと的な要素があることは否めません。このお店のなかで、私はタイ料理の先生ですとはとても言えないと思いました。
私のやり方ではなく、お店のやり方を尊重し、先に仕事を始めている先輩アルバイトの方に色々教わることでちょっぴりですがお客に料理を出す、ということの厳しさと喜びを経験できたと思います。
それは、まあ、良かったのですが、なにしろ忙しい。ダブルワークと言っても実は家事も、そして何より本業の料理教室や昆布ジャムの仕事もある。マルチタスクに押し潰され、家も庭もほったらかしの日々、家族にも協力というかがまんというか、夜は倒れて寝るだけ、みたいな日も多くなってしまいました。
しかしながら、大した額とは言えなくても毎月お給料というものが入り、嫌なことがあっても料理は楽しいし仲間と呼べる関係ができてくるとアルバイトもなんとなく自分の仕事として馴染んできます。もう少し働こうかしら、なんておもったり、このままここで働き続けてエキスパートになったらどうしようかしら、なんて得意の妄想が始まって、はっとしました。
いやいやいや、アルバイトを本業にしてどうする。
仕事ってお金かかりますね。
前回の朝ドラ「半分、青い」のなかで起業した主人公が資金難におちいったとき、「会社はお金を食べて大きくなる生き物です」とナレーションが入りましたが、まさにその通り。昆布ジャムの仕事をしてなかったら、このお金が全部家計に回せたのか(まだ書いてないけど2017年は大赤字だったし💧)と思うと子供たちに申し訳ないような気持ちになったりしますが、まあ、そのうち昆布ジャムで左うちわさ!と笑って許してもらうことにして、日々酢豚やレバニラを作るのでした。
と、過去形にしましたが、まだアルバイトはしています。
でもそろそろ本当に本業を大切にしなければ、と思います。
日々働いていると働くことそのものを目的にしてしまいがちですが、何のためにというところを時には見直さないとね。
忙しい日々のなか少しずつぼちぼちとですが昆布ジャムを作り、みなさんのもとに届けてきましたが、
12月7日より地元の大好きなお店(プロマート八丁堀店)に並べてもらえるようになりました
まだまだですが、一歩前進。この機会を大切にして、本業、しっかりとやっていかなければ、と思いを新たにしているところです。
今日はご無沙汰してたのでとりあえずの近況を。ブログはまた2012年からの昆布ジャムへの道にもどります。
つづく