大分気持が落ち着いてきました。 | アディが見ている・・・

アディが見ている・・・

体重7キロのちっちゃなフレンチブルドッグの女の子。
しかしその実態は・・・MAX食いしん坊!!

僕自身がこの震災を忘れない為に、書いておきます。


あの時、僕はお客様と打ち合わせした後、業務で使うシーリング材を

求めにホームセンターにいました。


そのホームセンターにはペットショップが併設されていて、

実はアディさんとの出会いの場所もそこだったのです。


ホームページをもっていない所なので、定期的に

アディさんの妹、弟候補を捜しに足を運びます。


その日も、可愛い片パンチのパイドちゃんがいて

店員さんに嫁さんに送る為の写メを撮っていいか

聞きに行くところでした。


最初はなにが起きたのかわからなかったんです。

通路をまっすぐ進めなくなってしまったからです。


前にこのブログでも書きましたが

過去に一度、めまいで会社を休んで

MRIなるものにお世話になった記憶があるので

(-。-;)

これ


また!?

と思ったのですが、周りに悲鳴が飛び交っていたので

そうではない!とすぐにわかりました。

ホームセンターであるので、品物が次々に倒れたり

飛び出したりしていきます。

そんな中、職務に忠実な店員さんは次々に客を出口に

誘導していきますが、中には自分が座り込んでしまう

店員さんもいました。

無理もないでしょう、おそらく人生で初めての大地震でしょうから。


とりあえず外に出ると、最初の揺れがおさまったので

車を走らせましたが、途中でまた物凄い揺れが襲ってきました。

冗談ではなく、車がぶつかってきたと思いました。

向かいの車線にいるトラックが嘘のように揺れています。


後で聞いた話ですが、首都高上で地震をうけた

ドライバーさんは車内で屋根に頭をぶつけたそうです。

映画のように、路面が波打っていたのが

目に焼き付いてしまった、と言っていました。


話がそれましたが、車の揺れを感じながら

一番に思ったのが嫁さんの安否。

しかし、携帯はまったくの役立たずに。

この辺はみなさんも痛烈に思ったと思います。

「こんな時に役立たなくてどうする!!」

と携帯にゴチた後、浮かんできたのは

アディさんの事です。


前に、10階以上の高層マンションの場合

一番つぶれやすい、と知り合いに脅された

3階に私たちは住んでいます。

社に戻ろうか?

と、考えたのは1瞬でした。


3階で共働きの僕らをいつも1人で待ってくれているアディさん。

捜し捜した上に、やっと出会えた大事な家族。


アディさんが先!!


マンションの前では、外に避難している人達が大勢いました。

外から見た感じでは、3階も無事です。

止まっているエレベータのわきの階段を駆け上がって3階へ。


「アディさん!!」


家の中は色々なものが倒れていましたが

深刻なダメージはなさそう。


アディさんもいつもの所で、ちょっと興奮はしていましたが

いつもの顔で僕を迎えてくれました。


「アディさ~~~ん。」


なさけない話ですが、うるっと来てしまいました。


その後、人生初の長時間ドライブをする羽目になるとは

この時の2人は喜びで、考えを巡らせる事ができませんでした。


(続く)