当分は、読み貯めた本を紹介することが連続しますので、よろしくおねがいしますです。
連載企画として、「童貞がラブホテルの入り方を研究するプロジェクト」という謎企画がスタートしていて、今鋭意取材中なのでお楽しみに。
さて、今回は「日本文化の論点」
著者は評論家の宇野常寛。
宇野さんを初めて知ったきっかけは、僕が高校時代に無意識に意識高い系とも知らずにただ、毎日面白いと思い聞いていたTBSラジオの「ニュース探求ラジオ Dig」だった。
Digでその時取り上げていたテーマが前田敦子卒業に関するテーマだった。
前田敦子が、さいたまスーパーアリーナで卒業発表を行い、これからのAKBの行く末がどうなるのかというところだった。
あっちゃんがAKBに残したこと、これからのAKBの在り方、ポスト前田敦子談義、日本のリーダ
ーはたかみなだ・たかみな総理待望問題など、AKBファンであればなかなか楽しめる内容をかなりガチ、いやマジな目線で議論していた。
その頃は、AKBのことは在宅ながらけっこう活動を追いかけていたし、ちょうどAKBの全盛期の時代だった。
現在はAKBは第二章に突入し、マンネリ化が進んでいるなど、世代交代に期待感!など、さまざまな議論が進められている。AKBのことに関しては、また別の機会にまとめておきたい。
さて、本書では日本文化の論点というくらいだから、歌舞伎や演歌についての談義とか伝統芸能の継承に関する事項だと思うかもしれないが、この本はそのような研究は行っていない。
本書では、AKB48に関する議論は勿論、情報化に伴うテキスト文化の変貌、クールジャパンに関する議論、東京における地理と文化の関係、これからのコンテンツ消費の在り方など、より現代的な日本文化に関する議題について論じ、それらが政治や行政、文化の在り方にヒントを与えてくれると解説している。
かなり最後の説明をあやふやにしてしまったが、自分が1番唸った点は、東京における地理と文化の関係である。
宇野さん自身つねづね、戦後的ホワイトカラー層と現代の新たなホワイトカラー層の比較を様々なメディアで論じている。
戦後は、飲みにケーション文化や、満員電車に1時間ゆらゆら乗って出社するサラリーマン像、あるいはそれを支える専業主婦の妻がいるという形が当たり前のようなものだった。子どもも多くいた。
しかし現在は雇用情勢が変わり、正社員で雇われることが激減し、その多くが非正規雇用で雇われる。かつ共働き家庭が当たり前。
高齢化が進み、1人あたりの支える負担は重くなっていたりするのに少子化も合わせて進んでいる。負担は重くなるばかりだと。
そのような状況で戦後的な家庭像は果たして現実的なのだろうかという分析をしている。
現代のホワイトカラー層に即した家庭像や、ECの登場による物の消費の在り方などをもとに、これからの東京という街で暮らす人々のスタンダードとなるであろう生活形態に関して論じている。
確かに、僕自身、電車を使うことが月に0回の時もザラだった地方に住んでいた時は、車で移動することが大半で、主に若者が行くようなお店は駅周辺に集まることはなかった。しいていうなら、シャッター商店街があって、大半のお店が閉店している。それに自分の同級生なんかは、わざわざ名古屋に行ったり、大須に行ったり、大阪にまで行く人もいた。
都心部では、駅の周辺に百貨店があり、家電量販店も必ずあるし、食べ物もそれなりにいろんなものを食べれる。
新宿を例に出すと、西口には小田急百貨店、京王百貨店、ヨドバシカメラ、ビッグカメラ。
東口にはマルイ、伊勢丹、ファストファッションの店舗が数多く立ち並ぶ。
南口は高島屋、東急ハンズ。で、ここで注目なのはだいたい各出口の近くにはスタバなどが必ず1店舗ある(笑)←と思う。
都心に遊びに来た人は普通なのかもしれないが、地方民にとってはすべてが衝撃なのである。
そもそも駅の周りに街の全てが形成されており、店が数多く立ち並んでいる。
僕の地元でいえば、完全に郊外型なのである。車での移動が普通だし、駅の周りにはバス停くらいしかないし、あってコンビニがあるくらいだ。それに駅の外にごみ箱がある。もちろん、コンビニにも。。。
ここで何が言いたいのか正直見失っているが、これからの都市環境も同じように都市型と郊外型に分かれたものとなっていくと思うし、より加速化した動きがある。
最近では、JR原宿駅前にヨドバシカメラが開業するニュースもあった。これからも各ターミナル駅から徐々に開発が進んでいる。
・原宿にヨドバシカメラが進出へ
→http://blog.livedoor.jp/geek_sokuho/archives/32196213.html
そんなことより、僕が関心を持っていることは品川の再開発のことだ。
2020年に山手線品川駅-田町駅間に新しい駅が開設されることが発表されていて、現在、報道が過熱しているリニア新幹線の始発駅も品川駅になることになり、品川地区がこれからホットな場所になることが予想されている。
・山手線新駅構想・・・
→http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0403L_U2A100C1CR8000/
・品川駅、リニア始発駅へ・・・
→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A
ここで重要なのは、品川が新たな文化の発信拠点となるかである。
戦後には新宿が勃興し、若者文化の発信拠点としての渋谷、原宿。インターネット文化の聖地としての秋葉原。
それ以来、東京では新たなジャンルとなりうる文化が登場していない。ということを宇野さんはTedxTokyoでも論じている。
・地理と文化の新しい関係:宇野 常寛 at Tedx Tokyo
→http://www.youtube.com/watch?v=4Dux487vDbE
そこで、僕が妄想する品川、いや泉岳寺は“メガフロート”である。
PS(プレイステーション)専用ソフト、エースコンバット3に出てくる超大型浮体式構造物。
簡単にいえば 浮島 である。
この作品では未来的な建造物が数多く立ち並び、都市空間みたいなものが電脳的というか、当時小学生だった僕にとって見たことのない場所だった。
ゲームでは軍事的拠点であったり研究施設が立ち並ぶ場所であったりした。正直同じようになってほしくはない(笑)
僕的には、ここを“新しいホワイトカラーが住みやすい都市空間”としたい。
早い話、日本の各問題をより先端的に早く解決していくロールモデルを提示できる都市にしたいのだ。
たとえば、
・待機児童解消、病児保育、学童保育の充実している環境、育児経験のある人から育児を支援してもらえる環境
・いじめから逃げられる別の教育機関の提供
・都市全域で固定回線、モバイル通信共に、十分に速い通信環境が整っている、非正規雇用の人たちが安く一緒に住めるようなシェアハウスの文化
・高齢化していく世の中であるがそれこそ待機高齢者を出さないような都市作り
・ターミナル駅に10分以内で着くような交通環境
・ECサイトによる配達がより早く届くような環境
・ブラック企業が完全に排除された空間・・・。(←無理かな。)などいろいろと考えつくものがある。
全部太字にしたいような事柄ばかりを、とりあえず列挙した。
より日本の懸案、問題を先行してピックアップして解決していける都市づくりを目指したいし、なによりカッコいいSFマンガみたいな文化を作りたい・・・。
ってのが理想ではありますけど、難しいですかね(笑)予算むっちゃかかりそうですよね。
ただほんとにマジになって言うと、結構その方向に向けて僕も活動していきたいと思うし、より理想な場所を考えるために議論していけたらいいなと思う。だが、もう時間はもう少ない。
そのために来年くらいから品川に移り住んで、リサーチを始めていこうと思う。もとからある飯が美味い店だとか、知らない名物みたいなものがころがっていると思うしね。
まだ自分には、議論していく仲間が足りません。
もし、今回の記事を読んで興味を持ってくれた方はTwitterにメンションをもらえると嬉しいです。
前向きに考えていきましょう!
書評なのに、今回は別記事にできるぐらい書いてしまった。
いまだに書評の書き方が確立してこない・・・。
いやほんとに、この日本文化の論点はほんとにおすすめです!
読んでほしい本です。普段の宇野さんの考えていることがコンパクトにまとまったいい本だと思います。
はい。(笑)
- 日本文化の論点 (ちくま新書)/筑摩書房
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