どうも、更新をさぼりにサボっているたきおすです。
毎日投稿再開します。
日常の忙しさと環境の変化を理由に更新を途絶えさせていましたが、正直甘えなんですよねぇ笑
まぁブログなんだから好きで書いてただけなんで、怒られるわけじゃないですけども…
続けるって難しいですわ
この間の巨人戦以来応援には行けていませんが、そこそこ勝ててますね
昨日は惜しくも負けちゃいましたけど
あの横浜3連戦中2連戦、見に行った時だけ見事に負けました笑
ただ、勝ち負け以上に思い出に残ったことがあったので今日はそれを書きます
巨人戦2日目、いつものライトスタンド応援席に着くと、すでに隣の席には人が埋まっていて、相変わらず狭い席だと感じていました
試合開始までは何気なく先発予想を見たり、昨日の結果を見たりなど気持ちを高めていたわけでして、普段通りスタンバイしてました
隣の席には自分の同行者と、もう片方の隣には若めの青年がおりまして、その中でもガタイが良い方の自分は少し肩身が狭い思いでしたね笑
ドームの席って妙に狭いんですよ笑
だから隣の青年と肩が当たってしまって、
その時なぜがめちゃめちゃ謝られました
僕は「全然大丈夫ですよぉこちらこそごめんなさい」と言うだけで終わりました
その時から青年の会話が少しずつ気になり出しました
その青年はしきりに
『おばぁちゃん、連れてきてくれて本当にありがとう!一度来てみたかったんだ!』
と青年のおばぁちゃんに言っていました
人に感謝ができるなんて良い子なんだと感心して、それでいてなんかホッコリしていたことを今でも覚えています
ただその青年ですが、どことなく仕草が独特でした、薄々勘づいてはいましたが…
目の不自由な方だったんです
だから少し肩が当たっただけでものすごく謝ってきたんですね
対人隠キャ、ハイパーコミュ障の僕はそうとも知らずにそっけなく流し謝りをしてしまいましたよ
このときすっごく謝りたい気持ちになりましたが、ある程度時間が経ってしまったので謝らず…
試合が始まり目の前のフィールドが気になるところ、僕は隣の青年が気になって仕方ありませんでした…
おばぁちゃんに、
『いまどうなった?ストライク?ファール?』
と常に展開を聞いていたんですよね
なんかいてもたってもいられなくなったんでしょう。
ハイパー隠キャの僕は立ち上がりました!
「あのぉ…、よかったら状況お伝えしましょうか?」
いやぁ、勇気いったね
断られたらなんか気まずいし、ってか失礼に当たるんじゃないかとも思いました
でも、言ってよかったです
青年『はい!よろしくお願いします!ぼく、目が悪くて全く分かりませんので!笑』
なんとも清々しいお返事をいただきました。
ここから人生初の野球実況が始まるわけです。
ちなみにその青年、めちゃ巨人好きで新人選手含める巨人の応援歌をすべて歌うことができる弩級巨人ファンです
その日は戸郷選手のユニフォームを着ていましたね
いざ実況解説をしようとしても、
「いまのはボールですねぇ、ストライクですねぇ、セカンドゴロでアウト」などの端的な情報しか伝えられませんでした。
巨人の応援席だから、巨人に対して良いことが起こると歓声・拍手が起こるからなんとなく状況は掴んでくれてたみたいですが、人に伝える大変さを思い知りました
しかも攻撃の時はみんな立って応援
応援歌や応援歌声がけで実況どころではない!
たま実況することを忘れて歓声に混ざってしまうことがありました
その度にハッとなって、「ツーベースですよ!」って緊急着地ばりのフォロー
でも、その青年はすごく楽しそうでした
初の東京ドーム、初のホームでの応援でものすごい興奮していたように思えます
あと、ものすごく笑顔でした
だんだん実況から巨人についての談義を二人でするようになって、いつの間にか負けました笑
でも、青年とおばぁちゃんから『今日は本当にありがとう、今までで一番楽しかった』と言われて、普段なら大金叩いて見に行った試合が負けただとキレ散らかしていましたが、今回は苦にも思いませんでした
たぶんここ数年で一番心に響いた『ありがとう』
でしたね
お役に立てなら何よりですが、どうせならもっと細かく実況してあげられたらなぁと後悔も若干…
ただ、こういう形で人と触れ合うことができて、野球観戦って素晴らしいものだと改めて感じました。
どんな人でも楽しむことができるスポーツ観戦、これからも続けたい趣味の一つですね
それと、テレビ中継、特にラジオ中継で実況をされている方、最近なんかはYouTubeライブで肩代わり実況をされている方、本当に尊敬した1日でした。
瞬時に変わる局面、プレイヤー心理、どれもこれも最適な言葉で届けてくれる…
普段何気なく聞いている実況も、この日から聞こえ方が少し変わった気がします。
実況者を目指すわけではありませんが、いつかまたあの青年と隣で応援できる日が来た時には、もう少し良い実況をしてあげられると良いなと思う日々です。
そんな東京ドーム2戦目でした。
そう言った意味では、僕にとっても一番楽しかった野球観戦かもしれません
また球場で会おうぜ!青年!
大学生活頑張ってね!!