撮り忘れもあるので写真が前後しますが、
改めてバンブーロッド製作過程の備忘録
最初に竹を節で切ることから始まり
節で切った竹をさらに小割にして
出来たスプリットケーンを陰干しして
オーブンで焼き入れ
色々試しましたが
170度30分がちょうどいい感じ
スプリット端部を斜めに切って、継いで接着
継いだ後、曲がり直し
竹表皮のエナメル層を削り
三角に削る前に、四角形を整え
三角断面に荒削り
仕上げ削り
仕上げ削りまで終えたら、空洞化(ホローイング)
このあと張り合わせて接着するのですが
接着工程の写真がない❗
乾いちゃうので…撮る暇がなかった😅
固まったら、はみ出した接着剤を削り、表面の仕上げ削り。
そしていよいよどぶ漬けウレタン塗装
乾いたら研いで、再度どぶ漬けを3回
塗装が仕上がったら、ガイドラッピング
グリップ取り付けと
ラッピングへのエポキシコーティング
エポキシが固まったら完成!
という感じで、1生産ロットで2~3セットを一度に同時に製作してます。
接着剤、塗装やエポキシの硬化待ちもあるので、その間、別ロットの作業に入ってますがだいたいワンロット2~3週間サイクルですかね…
ガイドとリールシートは安い中華製を購入してます。
なので、原材料費のみの原価は、1本辺り1万円弱
製作工具類や削り台の初期費用が10万円ほどかかりましたので、
10本製作時点での製造原価は人件費抜きで1本あたり2万円くらい。
フジトルザイトリングガイドセットを使うと、さらに上がって1本あたり3万円くらい…
これを販売すると考えると作業工数と利益をのせることになりますよねぇ…
そう考えると
ハンドメイドフライロッドビルダーの作品の価格が10万円以上するのも、納得がいきます。
むしろ、もっと取らないとそれだけで食べていくのはかなり大変だろうなと考えたりしまして。
老後はこれで食べていこうなんて甘い考えは妄想だけでもろくも崩れ去りました😅
趣味の範囲でほどほどにモノ作りを楽しむのが良さそうですね🎵