アウグスティヌス 「三位一体」(その1)
「常に御顔を尋ね求めよ」(詩105:4)こう言われた方に身を向けて、一緒に愛の道を歩もうではないか。 私は主なる神の前で、私の全著作において、とりわけ御父と御子と聖霊なる三位一体の統一を探求するこの書物において、すべての読者と敬虔で固い約束を交わしたいと思う。というのも、この問題ほど危険で誤ちの多いものは他になく、労苦のゆえに探求が妨げられているものは他になく、それにもかかわらず多くの実を得るものは他にないからである。 だがまた、この書物を読んで「言っていることはわかるが、真実は言われていない」と言う人は、自由に自分の主張をして私の見解を反駁するのがよい。彼が愛と真実をもって語り、私が生きている間にそのことを私に知らせようと心を砕くならば、私はこの仕事のこの上なく豊かな実りを得るであろう。たとい 私に伝えることができなかったとしても、伝えられた人々には有益であろう。それこそ私の欲し喜ぶことである。 さあ、それでは、主の名において企てられた仕事に着手することにしよう。