"心の健康"という意味するものは、分けると二つあると思う。
一つは、「病気なのか病気でないか」という心の健康だったりするよね。
もう一つは、その人の価値観での生き方などに関わる心の健康。
つまり、
精神病になっても自分に自信を持って生き生きと生活している人もいれば
精神的な病気はないけれど、なぜか自分に自信が持てずに何となく
生きている人もいるものです。
前者は、「心は病気でも心は健康」
後者は、“心は病気でないけれど心は不健康”だと言えるかもしれません。
そこでなんですが、私たちが目指す心の健康とは、
どちらの意味の心の健康だろうかと考えてみてみると
誰だって病気にはなりたくはないのですが、誰もがおもうものですよね。
世の中が複雑になり高齢化社会となるなど、色んな意味でのストレス社会に
生きている私たちには、一生の間に【一度も心の病気にならない】で
人生を全うするという確率は非常に低いと思う。
だから、
病気にならないようにと心がけるより、
むしろ、
病気になっても安心して安全に元気に生活していけるように心がけていく方が
現実的ではないかとおもいませんか?
少なくとも、身体的健康に関しては、「無病息災ばかりを目指すよりも
「一病息災」でいいんだ」という考え方が広がってきているし、
精神的健康心の健康に関しても、「一病息災」でいいのではないでしょうか?
長い人生の中では誰だって一度や二度は心の病気になるもんだ」という
大前提で人生には、 うまく行かないことや困難がたくさんあるけれど、
人間には困難な状況を乗り越えていく知恵とエネルギーが
元来備わっているわけで、たとえ病に冒されても、
正しい知識と適切な対処方法を身につけていさえすれば、
健康な生活が維持されるという姿勢で、
心の健康を得たいですよね。