君がこの世から去ってしまったと、先日友人から聞きました。


事故との事ですが、痛くはなかったですか?

苦しくなかったですか?





また、あの優しい笑顔に会えると思っていたのに。


これから、僕は何を想って、生きていけばいいですか?

また、答えのない答えを求めて、いかなければいけませんね。


ただ一つだけ言える事があります。


僕は、君を忘れません。


僕は、僕の終わりまで、君を想っています。

僕がそっちの世界に行った時には、酒でも飲みながら、色んな話をしような。

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北海道の日の出は、かなり早い。AM3時過ぎには、オレンジ色に空がのまれていく。


明けない夜はない、なんて言葉で救われていた時もあった。

でも、その時からもう何年も経っているが、自分の空が明けているのかどうかさえ、わからない。

そんな自分を変えたい気持ちもあって、北海道に来たが、やはり自分は自分だった。


だけど、これが自分なんだ。

真っ暗な道を手探りで進んで、何度も転んで、その度に立ち止まって泣いて、傷だらけになりながら、また進んで。


きっと、きっと、いつの日か振り返った時に、こんな朝日が僕の背中を照らしてくれているかもしれない。


そう想って、僕は今日も歩いていく。

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本州も札幌でも厚い雲に覆われている。


いつもこの季節になると、雲の先に青空が広がっているなんて思えなくなる。




今日、患者さんが


「青空の中を雲が漂っているのを見るのが好きなんだよな。」


余命わずかなその方は、目をきらきらさせながら、そう言った。




何年この仕事を続けても自分が同じ立場にならない限り、


末期の方の気持ちはわからないと思っていた。


だけど、違っていたみたいだ。


僕も空を悠々と散歩する雲が大好きで、


同じ景色を心に描いていたようだ。




僕の心に広がった青空が、その方にも伝わっているといいのだけれど。