毎週末にウクライナの人たちと話していますが


今回は衝撃的な話を色々と聞きました。


冒頭に主催者から

「捕虜交換があって、多くの兵士が帰ってきた」


とうれしそうな報告があったので


少しホッとしていると


それに続く話は恐ろしいものでした。


捕虜収容所に10ヶ月あまりとらえられていた兵士の体験です。


食べ物は、1日に


スプーン3杯のおかゆ+コップ半分の水


「地獄」と呼ばれる独房に3ヶ月


電気椅子に座らされ何度気を失ったことか


殴られ、ナイフで刺された


「なぜこんなことをするのか?」


「お前が生まれてきたからだ‼️」


常に空腹の状態。


生死を分けたのは ネズミ


収容所に入れられてから10ヶ月目


独房の窓に黒い毛のネズミを見つけた


すぐに締め殺し、口に含んだ


生きる最後のチャンスだった


それから数週間後、頭から袋をかぶせられ


連れ出された。


処刑場だと思っていたら、


ウクライナ語が聞こえてきた。


収容所に入れられた時に


100kgあった体重は


解放時には60kgになっていた。


「生き延びようという意志を

 もつことができたのはなぜ?」


と聞かれた30才の兵士は


「目を閉じると、いつも子供たちの顔が浮かんだ」


「私がどこで死んだのか分からず

 私の墓に家族が訪れることもできない

 ということに耐えられなかった」


と語ったそうです。


この話は最近、日本の新聞でも取り上げられましたが、


この会の主催者によると


「これは決して特別な例ではない。

 捕虜交換で帰ってきたすべての兵士が

 体験したことです」


この圧倒的な事実の前に


私には語るべき言葉がありませんでした。




この会のメンバーは、


日本に関心があるので


来週は、日本文化について話すことになりました😊


今回も日本人は私ひとり。


日本とウクライナの交流会になってますが


日本人、あとひとり参加して欲しいな😅