先週末、ウクライナ戦争について、ネットの人といろいろ議論した。初めて参加して、いろいろ聞いた後、自分も発言した。終わった後、みんなの意見を参考して、改めて考えてみた。三つの感想があって、それを述べたいと思う。

 1つ目は、ウクライナ戦争についてのロシアとアメリカの得失である。議論では、何人がウクライナ戦争の発動は、プーチンの間違った決断だと主張した。私はそうは思わない。戦争がなかったら、ウクライナ東部における親ロシア武装が消滅される。また、クリミア半島はウクライナに奪還される可能性が高い。さらに、ウクライナはNATO加盟国になる。これらの結果を避けるため、ロシアはこの戦争を発動した。今の段階、親ロシア武装がロシア軍となり、ウクライナ東部四州が住民投票でロシア領となり、クリミア半島にも強い防衛線が作られた。したがって、プーチンが正しい決断をしたと思う。

 一方、アメリカにとって、ウクライナ戦争は何でしょうか。戦略における大きな失策だと思う。私は、NATOの拡大こそがウクライナ戦争の根本的な原因だと考えている。つまり、NATOの拡大をやめれば、ウクライナ戦争がなかった。アメリカもそれを知っている。しかし、アメリカはいままでずっとNATOの拡大を推進し、ロシアを挑発していた。ずっと後退しているロシアはやむを得ず、2022年で反撃を決断した。

 ロシアは、アメリカの敵かもしれない。しかし、アメリカにとって、今一番の敵は、中国だと思う。中国に対抗するため、中国以外の国々(ロシアを含む)と連携したほうが有利である。しかし、アメリカは、中国・ロシア両国を同時に対抗できると考えていたらしい。できるかもしれないが、中国とロシアを分断して、1つずつ潰したほうが勝利の可能性が高いのではないだろうか。

 

 2つ目は ロシアはこの戦争について、どういう構想を持っているのかということである。今は、たぶん獲得した領土を守ることだろう。しかし、それは戦争を終わらせることができない。戦争を終わらせるために、1つのきっかけが必要である。朝鮮戦争の場合、スターリンの死が重要の要因である。よって、今回の戦争も、アメリカかロシアのリーダーの死、あるいは選挙の負けが必要かもしれない。人間の死は予測できないが、選挙の予測はある程度予測可能である。次のアメリカの大統領選挙は2024年11月、次のロシアの大統領選挙は2024年3月である。選挙の前後、何かが変わるかもしれない。リーダーの死亡要因と選挙要因を避けて分析すると、戦争を終わらせるために、やはり戦場での勝利が重要である。全面的な動員をしないロシアは、本当に戦場で勝ちたいか。まずそこに、疑問を持っている。ロシアがこの戦争について、すべて予想通り発展していると考えているらしい。その場合、他の国々、例えば中国、明確な意思を示す必要もなくなる(今の状態)。一部の人は、ロシアが戦争を早めに終わらせたいと考えている。彼らは、全面的な動員をしたら、国民の反対で、プーキン政権が倒れるかもしれないと分析している。ロシアの現状について、詳しく知らない。しかし、今のウクライナ戦争は、中国にとって1950年代の朝鮮戦争に似ているではないかと思う。兵士たちは、国境を越えて、侵略者たち(「連合国」軍、NATO)と戦っている。この場合、国境の内側が安定(食糧、生活用品など)である限り、全面的な動員をしても、政権は簡単に倒れないと思う。よって、全面動員しないロシアは、戦争を早めに終わらせるつもりがなく、この戦争が長くなればなるほど有利だと考えているかもしれない。

 

 3つ目、戦争の結果について想像である。ウクライナはたくさんの支援を受けている。それは全部、返済する必要のある借金だと考えている。一方、アメリカとEUはウクライナ支援のため、当然軍事産業に支援し、国民生活に関連する事業への支援を削減する。本来、戦争終了の後、ウクライナは受けた支援を返済するため、いろんな権益をアメリカとEUに渡す。しかし、ウクライナ政府がロシアによって、徹底的につぶされた場合、アメリカとEUがウクライナ政府からもらう権益はすべてなくなる。ロシアはそういう結果を望んでいるかもしれない。つまり、アメリカとEUはたくさん支援していたが、もらうものが1つもない結果である。そして、国民生活に関連する事業の後退によって、アメリカ国内の不安が広がり、世界の覇権を維持できなくなるかもしれない。ロシアはそういうシナリオを目指しているのか?

 

 最後、ワグネルの反乱について、話したい。バフムートの戦いで、こういうことがあった気がする。ワグネル兵陣地の両側にロシア軍が守りを担当している。しかし、ウクライナ軍の攻撃、ロシア軍は簡単に陣地を放棄し、逃げた。ワグネル兵はやむを得ず、改めて戦闘員を集め、ロシア軍が放棄した陣地を奪還しなければならなかった。そのため、ワグネル兵は大きな損失を受けた。このような戦闘を経験したワグネル兵は、ロシア軍にどういうイメージを持っているのか。おそらく大きな恨みを持っていただろう。このような感情がプリゴジンに反映され、彼は当然兵士たちと共に反発する。今度は、このようなロシア軍の上層部と契約しなければならない。あの戦いで無駄死にされた仲間の仇と契約するのは、無理があると一部の人は主張するはずである。その人たちを中心に、今回の反乱が発動されたではないだろうか。しかし、注意しなければならないのは、全部のワグネル兵は今回の反乱に参加しているわけではないことである。私の考えでは、今回の反乱によって、ワグネルが分裂し、ロシア軍と契約を結ぶ戦闘員が存在する一方、プリゴジンと共にベラルーシに行く戦闘員もいる。叛乱後、ロシア国内で、ワグネル戦闘員の募集が停止されていないことは、ワグネルの反乱がそんなに大きな事件ではないことを示している。ベラルーシに駐留する「反乱軍」としてのワグネル兵は、再びウクライナ戦争に参加するのか?ロシア国防省のリーダーたちは交代されない限り、可能性が低いと思う。一方、ロシア軍と契約するワグネル兵が、おそらくロシア各部隊に分けられる。それらの戦闘経験を活かし、全軍の戦闘力を上げるため、ロシア軍のリーダーは、ワグネルに契約を強制しただろう。

 結果、ロシア軍はほぼ目的を達成し、ワグネル兵を吸収することが成功した。一方、プリゴジンがたくさんの戦闘員を失ったが、ベラルーシで新たな出発点を確保した。

 以上、最近の感想であった。