今回は、これから煙管をはじめてみようと思われている方、興味はあるけどよくわからないという方に、煙管の種類などを簡単にご紹介したいとおもいます。
当店では、シャグ用煙管などを扱っておりますが、これから本格的な煙管も取り揃える予定です。
江戸時代、庶民に親しまれた煙管ですが、単に喫煙具というだけでなく、装飾性、趣味性を高めた美術品として価値をもつものから日常使いのものまでいろいろあったそうです。
煙管は大きく分けると「羅宇(らう)煙管」と「延べ煙管」の2種類に分かれます。
羅宇煙管は、胴体である「羅宇(らう)」、着火部の火皿がある「雁首(がんくび)」、口を付ける「吸い口」の3つのパーツから成り立っています。
延べ煙管は、煙管全体が金属でつくられていて、雁首と吸い口までの部分を「胴」といいます。
煙管にはさまざまな形があるので、基本の6型を紹介したいと思います。
①石州(せきしゅう)SEKISYU
茶人石州候が好んだ形で、最も一般的な形のひとつ。
②延べ煙管(のべぎせる)NOBEGISERU
全体が金属でできている煙管
③如心(じょしん)JYOSHIN
石州とならび一般的な形、雁首は六角柱で置いた時に安定する。
④刀豆(なたまめ)NATAMAME
鉈豆とも書き、帯の間に挟んだりするため、平たく薄い形が特徴。
⑤手綱(たづな)TAZUNA
神棚の〆縄でおなじみの形。
⑥光大寺(こうだいじ)KOUDAIJI
実に可愛らしい形をしている。
歌舞伎役者の所作で分かる役柄
役柄によって煙管の持ち方が違うので、観劇の際に注意して見るのも楽しいですね!
「客あればお茶より先にたばこ盆」
と言われ、煙管は江戸時代庶民に親しまれていました。
そして、たばこ葉本来の味や香りを楽しむことのできる煙管は、今でも沢山の人に愛されています。
こちらの手拭いは、200年以上続く粋な煙管文化を継承し今に伝える煙管職人、飯塚昇氏の手掛ける手づくり煙管から厳選した12本の絵柄をあしらった手拭いです。
喫煙者ではなくても、和物雑貨が好きな方・外国の方へのプレゼントにも喜ばれます。
当店では、一般的な紙巻きタバコや加熱式たばこの他に、手巻きたばこや葉巻、煙管など様々な種類のたばこや喫煙具を取り揃えています。
新発売のたばこや、安くてコスパのいいたばこを吸うのも楽しいですが、歴史ある煙管文化を味わえる煙管を手軽にはじめられてはいかがでしょうか?
参照:柘製作所